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息子の部屋で飛べるようになりました

さすがに家の中で飛んでいるようになると
息子も我慢ができなくなったようです

「母ちゃん、外に出そう。
暖かくなったから?」

という意見と確かに外気温が上がりました

暖かい時間を考えてお引越しをしました
鶏も懐きます
あんなに邪険にしていても懐かれると嬉しそうでした。

なんて言っても恋人が50羽もいます

それに一羽、一羽、見分けがつくようになりました。

「かあちゃん、卵っていつ生むの?」

そうでした。肝心なことを忘れていました

鶏って卵はいつ生むかです

「母ちゃん。鶏って毎日卵を産むの知っている?」

「知っているよ、」

「じゃ、聞くけど、
雌鶏は45羽いるって分かっているよね」

「確率90%で一日卵幾つ生まれるか考えた??」

「計算できていたの?」

「言って悪いけど、
母ちゃんは生卵は食べられないだろう?」

「卵だって好きでないもんね?」

そうです。めったに卵料理は作りませんでした。
簡単な卵焼きも作りません
生卵なんて論外です。

あの匂いが嫌いなのです。

それでも有精卵が食べたくて鶏を飼ったのです

絶対に有精卵と保証のある卵が食べたかっただけです

と息子に言いました。

「だと思った。母ちゃんは売っているもの信用しないもんね」

見えないものは信用しない主義なのです
まして卵はそうです。

だから、子供にも食べさせなかったのです

卵を産むまではまだ先です。

ありがとうございました。
今夜もよい夢を見てお休みください。







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雪絵
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