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【国立新美術館】メトロポリタン美術館展

5月21日(土)

 めちゃくちゃ混んでいた…!!コロナ禍以降、こんなに混んでる会場に来たの初めてかもしれない。会期終盤ということもあると思うけど、やはり「メトロポリタン」の名はすごいなと。
 何が来ているのか、そもそもメトロポリタンが何を持っているのかも全然知らなかった。ので、予備知識はゼロです。
 以下、気になった作品について。

★ディーリック・バウツ《聖母子》
 いいね……。最近はこういう個人向けのちっちゃな作品が心に沁みるようになっちゃった。聖母子像だけど、ほんと普通の母親と赤子という感じ。あったかい。北方絵画って冷たいイメージだったけど、こんなにあったかい絵もあったんだなぁ。残念ながらポストカードはなし。

★マリー・ドニーズ・ヴィレール
《マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ》
 構図は安定してるけど、とんでもなく不安にさせる。なぜ窓が割れてるの?窓の向こうの男女は何を意味しているの?

外にあった看板



★ターナー
《ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーデ聖堂の前廊から望む》
 私の自慢は、ヴェネツィアに行ったことがある(から、この絵に描かれた空気も光も香りもわかっちゃう)ことである。
ヴェネツィアを愛した画家はたくさんいるけれど、わかる、わかるよ。あの光を浴びたら、あの町のこと大好きになっちゃうもんね。

★シャルダン《シャボン玉吹き》
 シャボン玉をそおっと吹く青年(少年?)とそれを見つめる少年。吹く青年はシャボン玉に集中しているけど、見ている少年はどこ見てんの?って感じ。シャボン玉というよりは青年の手元を見ているみたい。ただの遊びを切り取った絵には思えなかった。儚い少年時代を象徴するようなシャボン玉。
 シャルダンは他にも子供の遊戯を描いた作品を残しているそう。

 キービジュアル?になっていただけあって、ラ・トゥールやカラヴァッジョは人だかりがすごかったため、私は横からチラ見だけした。他にお気に入りの作品が見つかったのでよしとしよう。
フラ・アンジェリコやクリヴェッリなど、昔から好きだった画家の作品も久しぶりに見ることができた。
西洋のオールドマスターを定期的に見ようと思う。最近見てなかったので。やっぱ安心感?があるね(?)

ちょっとだけ調べたらメトロポリタンには、ダヴィッドのソクラテスの死や、バジールの家族の肖像などがあるそう。行きたい。
アメリカがどうやって西洋絵画をコレクションしていったのかも気になるところ。

5月30日まででした。

#美術館 #メトロポリタン美術館展

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