自然治癒力による治療法 (その1)

第1話 左腕にできたオデキの自然治癒の話(2021年8月21日)
 昨年10月に左腕の手首から3分の2くらいのところに小さな発疹ができました。原因は分かりませんが多分、虫刺されだと思います。痒みがあるので皮膚科に診てもらって、軟膏を処方してもらいました。それを毎日塗っていたのですが、なかなか痒みが止まりませんでした。
3月になっても発疹と痒みが治らないので、再度診察を受けて薬を処方してもらいました。リンデロンVG軟膏0.12%とレスタミンコーワクリームを混ぜたものです。それからは痒い時にだけ塗るようにしていましたが、6月末になっても痒みは止まらず、ピンク色の発疹(直径6ミリくらい)も消えませんでした。医者からは、治っても黒っぽく盛り上がったものが残るだろうと言われていました。

そこで、 「この発疹は薬では治らない!」と思い、体の自然治癒力に働きかけるようにしました。人体には自然治癒の仕組みがあります。例えば、ナイフで指を切っったとき、前線で白血球などが雑菌と闘っている間、壊れた細胞はどんどん自己再生、やがて傷は完治します。私の取った方法は、体の免疫システムに語りかけるというものです。その発疹を見つめて、体の免疫系にこう語りかけます。「いつも私の体を守ってくれてありがとう。今度もこの発疹が消えて元どおりになるよう頑張ってね」。さらに、治る期限も付け加えました。「1月後には治るよね」と。

その後、2週間はその効果は現れませんでしたが、3週目くらいから少し発疹の大きさが小さくなってきました(写真1)。4週目くらいには痒みがなくなってきました(写真2)。5週目くらいには外見はほとんど分からなくてなって、指で触るとその跡が感じられるくらいになりました(写真3)。1月半ほど経った今は、肌も滑らかになり、かすかにシミのようなものが見えるだけです。この方法を用いる時に大切なことは、痒くても絶対に患部を描いたり、刺激したりしないことです。もし、慢性の皮膚疾患でお困りの方は、試して見られてはいかがでしょうか。

写真1
写真2
写真3

【参考】商品名:リンデロン-VG軟膏0.12%
炎症を抑える合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)と抗菌作用のある抗生物質の配合剤で、皮膚のかゆみ、赤み、はれなどの症状を改善します。通常、細菌感染をともなうか、そのおそれのある湿疹・皮膚炎や乾癬などの治療に用いられます。真菌などの感染による炎症には原則用いられません。また、治りが遅くなるおそれがあるので、皮膚潰瘍や重いやけど・凍傷には用いられません。


第2話
 打ち身によってできた足指の青あざの自然治癒の話(2021年9月12日)先々週の金曜日のことです。中学部校舎の2階バルコニーの避難用ハッチの周りにカビ状のものが生えているので、その除去のために2階のバルコニーに行こうとしましたが、その時には掃き出し窓の框のところで左足の人差し指をゴツンと打ってしまいました。イタッと思いましたが、そのまま放っておきました。家に帰ってみてみると左足の人差し指第1関節のところが紫色になって膨れていました(写真1)。ズキズキはしなかったのですが、歩いたり、そこを押したりすると痛みがありました。そこで、例のごとく足の指に語りかけました。「今日は私の不注意で指を打ってしまったけどごめんね。早く元どおりにしてね」と。さらに「1週間で青あざが取れるといいんだけど」を付け加えました。

写真1

3、4日すると、紫色から赤色に変わってきました(写真2)。7日経つと、ほんのり赤みが見える程度になりました(写真3)。さらに2日ほど経つと、痛みもなくなりほぼ完治の状態になりした。今までならなら2、3週間はかかったと思いますが、こんなに早く治ったのは、免疫系に語りかけた効果があったのではないかと思います。それは一種の暗示効果だろうと思いますが、「きっと良くなる」と信じれば、免疫系の修復作用がより強くなるのでしょう。

写真2
写真3

だれでも自然治癒力を持っていますが、あまり医者や薬に頼りすぎるとその能力が低下してしまいます。したがって、自分の体の持っている自然な働きを信じることが大切です。これはまた「自分を信じること」につながると思います。 


第3話
 足首の痛みの治癒の話(2021年10月9日)
2週間ほど前のことですが、朝起きてトイレに行こうした時、左足首(写真参照)に軽い痛みを感じました。足首をひねった時ような痛みです(足首をぶつけるとか、ひねったという記憶はありませんでしたが)。
階段を上下する時にも痛みを感じました。その痛みが治らないので、行きつけの整骨院に行って、針を打ってもらいました。それでも痛みが消えないので、例のごとく、体の免疫系に向かって、「いつも私の体を治してくれてありがとう。今、私の足首に痛みがあるのでそれを早く治してほしい。できれば1週間くらいで」と。
その後も、朝トイレに行く時や階段を上下する時に痛みがあるので、整骨院で針を打ってもらいました。その効果を見るために、翌朝、公園で行われているラジオ体操に参加しました。その動きの中にジャンプがあるのですが、着地した時にズキッと痛みが走りました。まだ治っていないようです。
その晩に、痛い方の足首に向かって「まだ痛みはあるけど、頑張ってくれているんだね。ありがとう」と語りかけました。患部にワセリンを塗って軽く揉みながら、こう付け加えました「明日には治るよね。そうしてくれると嬉しいけど」と。

翌朝のことです。朝起きて歩いてみましたが、痛みを感じません。ラジオ体操に参加して、ジャンプもやりましたが、足首に痛みは感じませんでした。「今日はたまたま、痛みが出なかったけど、明日は出るかもしれない」と思ったので、このことは誰にも言いませんでした。しかし、次の日もその次の日も痛くないので、足首の故障は完治したみたいです。体に語りかけを始めてから、ほぼ1週間でした。嘘みたいな話ですが、本当の話です。ただ、針治療も受けていたので、語りかけだけの効果とは言い切れませんが。針治療も体の経穴(つぼ)を刺激して、滞っていた気の流れを円滑にして、症状を治すという治療法なので、相乗効果があったのかもしれません。

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