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集団心理に気をつける

冷静になると、今やっていることが俯瞰的に見ることができます。

自己擁護や承認欲求などが安易にできたり認められたりしてしまう現代では、冷静になることが一番難しかったりするのかもしれません。しかし、しっかり冷静に物事を見たり考えたりしてみるとおかしなことを「普通」だとしてしまっていることがあったりします。

自分の中では市民権を得たと思っていることが、冷静に考えてみれば自分の周りの人がやっているだけで世間的に見れば市民権を得ていないことは往々にしてあったりするので、自分自身の現状には常に気を配る必要があると思います。小さなサークル内の市民権は「異質」でしかないからです。

なぜこんなことを書いたかというと、街中で集団走をされている方々で狭い道いっぱいにワイワイ話しながら歩行者がきてもよけない方がたまにおられるからです。楽しく走っておられるのはいいのですが、たとえ遅いスピードでも走っていても当たるとケガをさせるかもしれないので、ランナーは歩行者がいたら適切な距離をとりながら走るか取れないときは歩くか止まらないといけないのです。

ランナーでもハイカーでもサイクリストでも、集団になった時ほど気をつけないことが多いと思います。もちろん単独行動でも同様に気をつけるべきことなのですが、人は集団になると気が大きくなり周りが見えなくなりがちなので集団の時こそ気をつけなければいけません。

人は集団になると多く小さな池を大きな海だと勘違いして間違いを犯してしまう可能性が高くなります。そういう時こそ俯瞰的、客観的に自分を見て、自分の見ているものが小さな池になっていないかを確認し続けないといけないと思います。

常に視野を広げるためには「常に反省し、常に反省から学習する」することだと思います。間違いを犯す集団の人にはこの行動がないので、ずっと同じ言い分を繰り返し自分たちを変えようとしません。自分たちが間違うことがないと思っているからです。

全ての事象に「陰と陽」がある限り、完全な正解というものは存在しません。自分たちの思想や行動が正解だと言い切ることは、ブレーキがない車と同じで危険なことだと僕は思っています。完全な正解を知っているという人に依存をすることも危険なことです。いつも書いていますが光が強ければ影も濃くなります。強すぎる主張は信じれば楽ができますが大きな間違いもはらんでいるので気をつけなければいけません。

だからこそ自分で考え、間違いながらもそれを反省し、そこから学習したことを活かし先に進む。どれだけ歳を重ねてもそれを繰り返していくことが大事なことではないかと思います。

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