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一枚の写真からの想像話

先日、マラソンのオリンピック代表を決める試合がありました。2位までに入れば代表権が得られるということで、どの選手も必死に自分の特性を活かして走っている姿は本当に素晴らしくこちらも元気をもらいました。

その中で、女性の部で2位に入った一山麻緒選手のInstagramに一枚の写真があがっていたのが目に止まりました。写真は勝手に転載できないので、下のURLから見てみてください。旦那さんがゴール間際で懸命に応援をされている写真です。

https://instagram.com/mao.ichiyama?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

なぜこの写真が目に止まったかというと、旦那さんの鈴木選手はマラソンの日本記録保持者で今回のレースも本命だったのですが、調子が悪かったのか12kmあたりで棄権をされました。本当ならば落ち込んで応援どころではない状態ですし人前にも出たくない状態だったことは想像に難くありません。

しかし彼は奥さんの応援を懸命にしていました。

もしかしたら応援しているくらいならばもっと頑張れと批判されかねない現代で、大事な人の応援をしている姿にすごく心を打たれました。3位の選手が後ろに迫っていたので、奥さんにはこの最後の応援はとても心強い後押しだったと思います。

自分が何もできていない時でも、誰かの手助けになることはできると思います。自分では認めにくい存在価値ですが、誰かに認めてもらうことで見出せる価値があります。

誰かの喜びを自分の喜びにできたら人は強くなることができる。

そう思わせてもらえる写真でした。

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