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神さんとのお仕事㉖ 「一歩」

神さんとのお仕事をさせてもらっていて「一歩」の差をよく感じることがあります。人は自分の前後の「一歩分」をちゃんと使い分ければうまく生きていけるのではないかと思うことがあります。今回はこの「一歩」について少しお話をしようと思います。

まず最初は先に進む「一歩」。何事もやり始めの一歩が大変なのですが、うまくいく人は最初の一歩がすごくハードルが低く設定されているように感じます。神さんは

「まずはやってみて違ったらやめればいい」

とよく言われます。大事なのは成功することではなく「自分に合っているか」を判断をすることなので、うまくいかなくても「その方法があっていない」ことがわかればそれでいいのです。最初の一歩に重みをもたせてしまうとすべてに融通が利かなくなるので、まずはモヤモヤする前に軽い気持ちでやればいいのにと神さんは思っておられることが多いです。

次に「一歩引く」ということ。人とうまくいく人は自身の領域が相手の領域にぶつかりそうな時、必ず先に一歩引いて様子をうかがい無駄にぶつからないようにします。逆にうまくいかない人は無思慮に一歩踏み込んでぶつかってしまい問題を起こします。

「みんなが一歩引いた場所があるから世の中はうまくいく」

神さんはいつもこう言われます。この一歩引く行為は「気づかい」だと思ってください。気をつかってもらってできた場所に土足で入ることは無粋なのは一目瞭然なのですが、最近の日本は気づかいを大事にしない人がその領域に簡単に入り込みそこにある利益を奪っていくのを見て我も我もと真似をする人が増えた結果、人と人との信頼関係が崩れていったように思います。

「一歩引いてもらったら、こちらも一歩引きなさい」

神さんはこれもよく言われます。これができる人で人間関係が下手な人を見たことがないですし、うまくいかない人のほとんどが人の気づかいの場所に土足で入り過ぎているように思います。空気を読む技術は勉学よりも必要なことだと神さんは言われます。

ここまで読まれてわかると思いますが、人の人生は常に「前後一歩の出し入れ」でうまくいくかいかないかが決まります。何歩も進む必要はありません。早いうちに一歩だけ動くことができれば時間にも気持ちにも余裕ができるので、そのあとの動きが中身の濃いものになったり面倒なことに巻き込まれなかったりするのです。

うまくいく人といかない人の差は、たった「一歩」です。

たかが一歩、されど一歩。
まずはいろいろな一歩を試してみてください。

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