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神さんとのお仕事㊾ 「自信の弊害」

「自信は持たないほうがいい」

僕はいろいろな方にこうお伝えしています。
自信を持つために苦労をされておられる方にとっては「なんでやねん」と思われるかもしれないですが、自信を持つことの意味を間違ってしまうと必ず失敗に向かっていってしまいます。今回は自信を持つことで起こる弊害についてお話していこうと思います。

前にもどこかで書いたかもしれないですが、自信や軸は「今の自分」の指標としては必要な物だと思うのですが、今の自分というのが厄介な部分でここをはき違えてはいけないと思っています。なぜなら、

「今」はすぐに「過去」になってしまうからです。

一度自信を持ってしまうと人はせっかく獲得できたを手放すことが怖くなるので、多くの人はそれ以上のアップデートや変化をすることを厭い成長が止まってしまいます。同じ過去の栄光(バブル期の成果など)を何度も話す人はそういう人だと思ってください。手放せない自信を持ってしまった人のほとんどは、自分が遅れた人になりたくないので自分の周りの人がアップデートしてくことを嫌がり、必ずまわりを攻撃して自分の「自信のある場所」を守ろうとします。

この攻撃が「自信を持つことの弊害」なのです。

過去の自分に囚われて先に進めなくなり、進んだ人を攻撃することで自分を正当化させる。日本の国がバブル期から進めないのは政治家や経済人がこの時期の自信を手放せないからなのです。自分の最盛期から抜け出せない人たちは、必ずと言っていいほど成長が止まり「厄介者」になってしまっています。

だからといって、自信や軸を持ってはいけないとは言いません。

自信や軸を現状に合わせてアップデートしていくことを厭わなければ、全然持つことはいいことだと思います。年齢、環境、精神状態などいろいろな要素で人は変化をしていかないといけません。そこさえ肝に銘じておけば自信や軸は持っている能力を何倍にも増幅してくれるので便利なものになるのだと思います。

車のエンジンやパソコンのCPUなどと同様に、人の自信や軸もアップデートすることで燃費や消費電力や処理能力が上がっていきます。年齢や環境は関係ありません。

自分自身で「やる」と決める心がるかどうかだと思います。

自分の居心地のいい場所から離れていく人に文句を言うよりも、みんなと一緒に動きながらその場所場所で居場所を見つける能力の方が、生きていく上では楽で楽しいのではないかと思います。

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