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神さんとのお仕事53「うまくいかない理由」

「自分はこれだけ頑張っているのに」

うまくいかない時にこう考える方は多いと思います。僕もそうでした(笑)。どれだけ頑張っても結果が出ない時のには原因があります。その原因とは、

「間違った方向にベクトルを向けている」

ただこれだけだったりします。
間違った方向とは「やるべきこと」を「自分の楽なやり方」で「自分のやりたいように」やっていて、「人がしてほしいこと」、「その環境ですべきこと」を「人のしてほしいように」、「環境に合った形で」やっていないことを言います。

手前味噌なやり方では、物理的な時間は進んでも「結果にたどり着くための時間」は進まないので結果にたどり着くことができないのです。

「どうしたら喜んでもらえるか」
「どうしたらうまく伝わるか」
「どうしたら認めてもらえるか」
「どうしたら・・・」

結果を出したい時にはたくさんの「どうしたら」を考えて進むことで、間違った方向にベクトルを向けないことが大事になってきます。

考えることはしんどいですが、考え続ければ必ず答えは見えてきます。そして、考え続けることができればある程度の「公式」が幾つかできてきます。その公式に当てはめるといろんな課題に対して途中までの「ある程度の解」が出せるようになり、あとはその解から現状を考えればいいので考えの短縮ができるようになってくるのです。この一連の流れを繰り返した蓄積が「経験」なんだと僕は思っています。

ただ、必要な経験をすべて一人で積むには時間と労力がかかりすぎるので、歴史書や伝記などを読んだり他の人の経験を聞くことで「解の公式」を増やしてみてください。読んだり聞いたことでも最後に経験になればいいので、そのためのルートをたくさん持つためにも「人の経験」も大事にしてみてください。

人はうまくいかないと必ず視野が狭くなります。視野が狭くてはうまくいく方向に向くことができる確率が下がるので、必然的によっぽど運がいい時でないとうまくいきません。「努力をし続ければ道は開ける」と言いますが、京都住まいの僕が東京に行くのに博多行きの新幹線に乗ってもいつまでも東京にたどり着けないように、向くベクトルが間違っていてはどれだけ努力をしても結果にはたどり着くことはできません。

同じ努力をするのなら手間かもしれないですが常に方向を確認しながら進んだほうが早道ではないかと思います。そして、直面した課題に対して、持っているベクトルが多ければ多いほど「心の余裕」も多くなるので、結果として人の器も大きくなるのではないかとも僕は思っています。

「〝どうにかしよう〟と頑張る人の〝どうにかなる〟と〝どうにかなるだろう〟とやる人の〝どうにかなる〟は違う」

と神さんはいつも言われます。
考え方は少しの差のように見えて大きな差がつくことがあるので、日々気をつけなければと思わされます。

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