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主観的なお話

現在、日大のアメフト部の件でマスコミがにぎわっています。

一部では連帯責任は意味がないと言っている方がおられるのですが、僕はそれは日本では通用しない話だと思っています。なぜなら日本は最初のルールが厳しくないからです。外国では連帯責任はないといわれますがアメリカのNCAAには厳しいルールが最初にあり、それを守れなければ部活どころか退学もあり得ます。日本にそのルールがあるのでしょうか?あっても形骸化したものでしょう。

最初に厳しいルールがない分、日本のやり方ではあとに厳しいルールが設けられてしまうのです。

最初に厳しいルールを設け(全教科のテストの点数が70%以上ないと部活には参加できない等)それを乗り越えた人が部活をやっているのならば、結果を残しているお墨付きがあるので大丈夫だという信頼はできるでしょう。

日本には最初に厳しいルールを設けることがないので、その集団全員が信用されないのです。

国や市町村の議員にもそういう「最初の厳しいルール」が無いのでやりたい放題になっています。議員は政党に所属しているのに連帯責任も無いので結果として今の体たらくになっています。自分たちに体裁のいいルールだけを作るとああなってしまうのです。誰も議員のことを信用しなくなるのです。

ルールを決めるには最初に厳しいルールを設けるか、事後に連帯責任を設けるかの二択しかありません。玉虫色の決着は必ず身を腐らせます。連帯責任も同調圧力も、自分たちに厳しくできない日本人には必要なのだと僕は思います。それが嫌ならば最初に厳しいルールを設けるべきだと思います。

最初から「法律違反を犯し逮捕された者がいる部活は一年間部活動停止」とすればいいだけのことで「そのことを隠ぺいしたと確認された場合は、その大学の全ての部活において一年間の対外試合の参加を禁止」くらいの厳しいルールを設ければいいのだと思います。そうなると隠れてやったりわざとやる人が出てくると言われますが、そんな者に部活の参加を認めている学校が悪いので放っておけばいいのだと思います。自治とはそういうものだと僕は思います。

最近の日本は、早く自由と自律のはき違えを正すべきだと思います。

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