神さんとのお仕事67「対比をなくせばいい」
「その時の状況で決めればいい」
神さんは先のことでどうしようか悩んでおられる方にはいつもこう言われます。後のことを考えている「今」は「想定している時」ではないので思ったことと違うことがおこることがあるからです。それとあわせて今後のことを考えるにあたりもう一つ「対比をなくす」という考え方があります。そのことについて今回は少しお話をしようと思います。
世の中には多くの「対比するもの」があります。
古い、新しい
正解、不正解
男、女
正義、悪。
その他もろもろ・・・。
「古いからいい、新しいからダメ」という意見もあれば、「古いからダメ、新しいからいい」という意見もあります。また昨今の雇用機会均等法などでいわれる「女性の社会進出」なども対比の部類に入ってしまっているように思います。でも少し深く考えてみてください。
古い、新しい、男性だから、女性だからなどという考えがそもそもおかしくないか?
ということです。社会や国では自分たちがやっていることがわかりやすいように大きな見出しをつけて極端なアピールをされていますが、神さんが言っておられるようにその場の状況で一番優秀な方法をとればいいだけなのに、大きな前提条件を付けてしまったがために選択方法が限定され過ぎていて社会や国のバランスが取れていないような感じがしています。
古い意見でも、新しい意見でも、その時に一番いい意見を選べばいいだけなのに、古い、新しいに執着をしすぎていたり、そのプロジェクトに一番適任な人を集めればいいだけなのに性別を意識したり、現状の正解を探さないといけないのに、過去の正解、不正解を照らし合わせるだけで決定してしまったり、最近の日本は「失敗しない」や「責任回避」のためだけにわざと難しく考えたフリをしてバランスを崩しているのでいろんなところで大きな間違いが起こっているんだと思います。
対比するものを鮮明に見せるのが「賢者」ではなく、対比するものの壁を壊しどちらもをうまく使いこなすのが「賢者」ではないかと思います。
対比する二つのものを持ち合わせることができれば、選択肢は増え視野も広がります。「あれはダメ」「これはダメ」ではなく、「今はこれがいい」に変わることができればいいのではないかと思う今日この頃です。
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