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住育つぶやき7  注目されない家の功労物

家の「普段見れないところ」を見るために、天井や床に点検口は必要です!


点検口とは、家の天井や床につける小さな穴です。何かあった際にその穴を開いて、天井裏や床下を人が見たり、もぐって点検したりします。
穴のあけ方は、ドアのように開く方法や押し上げる方法もあります。

押し上げて使う天井点検口の例

入るのは主に業者さんです。家の健康状態を点検しるために必要な点検口ですが、住む人にはあまり関心がないこと、見た目もあまり好まれないことから、収納の中や洗面室など目立たない場所にもうけられます。

点検口がないと困ります

床下にシロアリがいるかもしれないとか、
水道が漏れているかもしれないとか
屋根から雨漏りしているかもしれないとか、
の場合に業者さんが様子を確認出来ないからです。

併せて、
家を買う際に不安に感じる人が多い・・・天井裏や床下は大丈夫なのか?の場合にも、調査する専門家(インスペクターさん等)が天井裏や床下を見たりもぐったりします。
点検口がない家の場合は、調べることができません。

このように、住む人にとって必要性を感じにくくても、点検口があるから不測の事態や点検に備えられるのです!

ちなみにもう一つ。
点検口は、設計する人が位置や箇所を考えて、大工さんが付けてくれます。
インスペクションしていると、ここに点検口があれば良かったのに…という物件も見られます。住んでから長年気にされない役割の点検口を少しは気にかけたいてすね!

点検口は後からでも床や天井に増やすことが可能ですよ!


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