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ヒーリングは共同作業〜意思の大切さ〜

昔、あるヒーラーさんのところに通っていた時期があります。

そのヒーラーさんはとても腕が良く
ヒーリングを受けた後はそれまで悩んでいたり、気になっていた事がどうでも良くなる感覚がありました。

ある時、そのヒーラーさんに聞いた事があります。

「総理や大統領など大きな権力を持っている人たちを遠隔でヒーリングできないでしょうか。」

そのヒーラーさんは遠隔ヒーリングを得意としていたので
権力を持っている人たちを遠隔でヒーリングしてあげたら、もっと世界が良くなるんじゃないかと思ったのです。

その答えは

「それはできない」

とのことでした。

当時は単純に「へー、できないんだ」と思い、それほど突っ込んで話を聞くことはしませんでしたが
僕自身が人にシャーマンとしてヒーリングをするようになり、できない理由が分かりました。

ヒーリングは同意がないとできないのです。

全ての変化は本人の同意により起こります。

何かの出来事がキッカケで変化したとしても、「魂」という深い層では「変わりたい」という本人の同意が必ずあります。

逆に言えば、変化は本人が「変わりたい」という意思と同意がなければ起こりません。

そして

ヒーリングとは変化を望む事であり「良くなりたい」という自分自身の意思が引き金となって起こります。

ヒーラーはあくまでも「変わる」ための媒体であり方法です。

どんなに優秀なヒーラーであっても受ける人自身に変わりたいという気持ちがなければ何も起こらないのです。

僕たちの深層意識である「大いなる一つ」には

もっと良くなりたい

ありのままで大丈夫

という一見矛盾したようにも見える二つの力の働きがあります。

そして表層意識である僕たちも同様に

そのままで完璧であると同時に変化を求める事が自然なのです。

変化には方向性があります。
その方向性が意思です。

「こうなってほしい!」

という意思があってこそ、その方向性に変化が起こります。

その方向性である意思は自分にしか決めることができません。

特に肉体より深い次元における変化を望む時には特にこの意思が重要になってきます。

ヒーリングは共同作業です。

受ける人の「良くなりたい」という意思と
ヒーラーの「良くしたい」という意思が
合わさることで意思の同意が起こり良い方向への変化が始まるのです。

そして意思の同意が起こることで、その方向性に向かって
神仏や精霊など目に見えない存在達のサポートが入ります。

その結果癒しが起こるのですが
サポートする存在はあくまでも補助であり
引き金を引いたのは自分自身の「変わりたい」という意思そのものです。

あなたの宇宙の中心はあなたであり、あなたの意思の方向性に従ってさまざまな存在がサポートをしています。

逆に言えば

神仏や精霊達ですらも本人の意思がなければ変化に介入することができないのです。

だからこそ、変化を望むときには
自分がどういった方向に変化をしていきたいかを明確にしなければなりません。

間違えた地図を持って船旅に出たら難破をしてしまいます。

自分が今後どういった自分でありたいかを思い描き、それを目印に変化を望みましょう。

自分にとって本当に望ましい地図が書けたなら、その方向に向かうために必要なサポートがたくさん入ってきます。

道のりは簡単ではないかも知れませんが、道に迷ったらまた地図を広げれば良いのです。
その都度、その方向が本当に自分にとって望ましいかを確認していきましょう。

表層の自我意識である僕たちにできる事は「全てはうまくいっている」ということを信じて
意図を地図として描いたら目の前のことを淡々とこなしていく事です。

大丈夫です。
大きな目線から見たら迷うことですら、大きな計画の内です。

大いなる一つ、神の手のひらの上なのですから。

シャーマン司

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