税理士の依頼って何のため?
税理士に依頼する理由は何でしょうか?
税理士の仕事としては、次の3つが代表的なものかと思っています。
① 記帳代行業務
② 税務申告(相談)業務
③ コンサル(相談)業務
もちろん、どれか1つだけということはなく、
この3つが複合的に絡んでくるとは思います。
税理士と合わなかったという話は、
何を依頼するかが定まっていない場合に起きている気がします。
とにかく経理業務ができない(面倒だ)からやって欲しい!
という人は①になります。
節税の相談に乗って欲しいという人は②になります。
経理・税金だけでなく、
もっと経営的なところで相談に乗って欲しいという方は③になります。
これは何かに定義づけされているような話ではなく、
勝手に区分したものになります。
税務申告(申告書を作ること)の依頼はするとして、
それ以外で、どこに重きを置いていますか?
という話になります。
ここで問題になるのは、
依頼する側が、目的を明確に持っているかどうか? です。
・ 自分たちが何を困っているのか?
・その解決にいくらまで支払えるのか?
こういった視点が欠けていると、税理士と合わないことは多々あります。
当然、税理士側も得意・不得意、やりたい・やりたくないことがあります。
例えば、最近の傾向としては、
記帳代行業務を受ける事務所は減っていると思います。
(この件については、どこかで書きたいと思います。)
ここでいう記帳代行業務というのは、
領収証などを袋に入れて、通帳コピーと一緒に渡して、
「あとはやっておいて!」
みたいなものをイメージしてください。
業界的には(?)丸投げと呼ばれるものです。
記帳代行業務を目的に依頼したいのに、
「資料整理は、会社でやってください。」と言われてしまう。
「こちらでやるなら割増料金がかかります。」とか…。
一方で、数字の話(利益、税額など)をしたい人が、
記帳代行業務を、メインとしている税理士事務所に依頼すると…
「資料だけ持っていって入力はしてくれているようだが、それ以上でもそれ以下でもない」
「何か毎月の資料(試算表と呼ばれるもの)を送ってくるけど、よく分からない」
「決算になると、急に、いくら税金ですって言われビックリする」
…みたいな話は、あるあるかもしれません。
そうは言っても、
税務申告が自分たちで出来ないから頼んでいるんじゃん!
という意見が、一番多いとは思います(笑)
でも、せっかく依頼するなら…
自分たちが何に困っているかを考えておいて損はないと思います。
例えばですが、
「税金に困っています」という話があったとします。
・税金の何に困っているのでしょうか?
・こんなに払いたくないという気持ちの問題でしょうか?
・気持ちではなく、支払うお金がに困っているのでしょうか?
・支払うお金がない理由は、利益が出ていないからでしょうか?
・利益が出ていないなら、税金もそんなに支払う必要はないはずですね?
・そうじゃないなら、資金繰りの問題でしょうか?
・資金繰りの問題なら、その原因はなんなのでしょうか?
・経理がぐちゃぐちゃだから?数字を読めないから?…などなど
税務申告を、自分たちで出来ないことは仕方がありません。
身も蓋もない言い方をすれば、
そんなことに、会社が時間を割くようなものではないと思っています。
税理士に依頼するメリットの一つが、
自覚していなかった「何に困っているか?」を、
明確にすることではないか、と個人的には思っています。
考えてみると…
税理士に話す内容、提供する資料と、同じ情報量を
オープンにする相手を思いつくでしょうか?
恐らく、配偶者がギリギリ該当するかどうかじゃないでしょうか?
配偶者が仕事にノータッチだと、該当者0人もあり得ますよね。
だからこそ、
周りからは出てこない視点で話ができるのではないか?と思っています。
ただ、それには、そこまでの関係性が作れる相手でないといけませんが…。
ということで、最初なので思いつくまま書いてみました。
まとまりのない文章になった感は否めませんが…。
今後も、税理士側の目線で、書いていけたらと思います。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
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