ありがとう
自分が傷つくことにばかり敏感な人間は、自分も誰かを傷つけていることに気づかない。
そしていとも簡単に、「傷ついた」と口にする。
本当に本気で傷ついたら恥ずかしくって、
そんな簡単に、傷ついたなんて口に出せない。
傷ついた自分を隠そうとする。
笑う。
強く見せようとする。
明るい方へ。明るい方へ。
自分の陰を消そうとひたすら明るい方へ。
そして明るさに照らされて陰はますます濃くなる。
崩壊する前に自分の中の陰と向き合う。
自分を傷から救うのは自分でしかない。
どうしようもない。
でも、誰かの優しさが心に触れて、
それが辛辣な言葉であったとしても、
奥底にある陰に触れてもらって、傷が癒えることもある。
絶対ある。
明るい方を探してウロチョロ放浪してた。
陽だまりは、自分の中に手を伸ばさないと掴めないのに。
それを知るのに、だいぶかかった。
妄想に逃げ込む創造力もない。
どんと現実に向かって当たって、
シクシク泣いて知るしか方法がなかったんかもしれない。
幼く脆く斜に構えたわたし。
頑張ったぞ。
「大丈夫だよ。必ず抜けられるから」
と言ってあげたい。
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