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とっても怖いけど魅力的なピクミンシリーズをプレゼン

こんにちは。
みなさんは普段、ゲームをプレイしますか?

する方もしない方もいると思いますが、私が今回、全員に胸を張っておすすめするゲームは、『ピクミン』シリーズです。

ピクミンって何?

ピクミンシリーズは、任天堂が発売したAIアクションゲームです。2023年7月現在では、『ピクミン』『ピクミン2』『ピクミン3』の三作品が発売されていますが、未開の惑星を謎のかわいい生物「ピクミン」の力を借りながら探索するという基本的な内容は共通しています。

7月21日にはシリーズ最新作の『ピクミン4』が発売予定ということもあり、現在話題沸騰中です。


ピクミンはかわいい

皆さんはピクミンというゲームを知っていましたか?
おそらく、多くの方が一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。なぜなら、ピクミンはとてもかわいいので、キャラクターとして非常に人気が高いからです。

おっさんのごとく寝そべる赤ピクミン

ゲーム内では、色とりどりのピクミンが、プレイヤーの後を、わらわらとひしめきあいながらついてきます。その様子はとても健気で、見ていて癒されます

そのかわいさを買われ(?)、2021年には、ピクミンと一緒に歩ける位置情報アプリゲーム『Pikmin Bloom』が配信されました。すでに還暦を迎えた私の両親も、毎日のように街に繰り出しては、フルーツを運んだりキノコと戦ったりレアなピクミンを引っこ抜いたりと、ピクミンライフをエンジョイしています。

しかし、そんなかわいいピクミンのビジュアルとは裏腹に、本編ゲームの内容は非常におそろしいのです…

あまりにも怖い世界観

これはあくまで推測になりますが、任天堂は『ピクミン』を、子供向けのゲームとしては作っていないと思います。なぜなら、『ピクミン』の世界観は、そのビジュアルとは対極的にガチで怖いからです。

まず、ピクミンは、簡単に死んでしまいます。ゲームの世界によくあるHP(ヒットポイント)の概念は、ピクミンには適用されません。燃える・溺れる・潰される・食べられるなどで、基本的には即死してしまいます(消火することは可能など、例外はある)。しかも、ピクミンは基本的に集団で行動する生き物です。プレイヤーがちょっと油断した隙に、集団が一気に壊滅させられている、ということも少なくありません。

大量のピクミンを失ったときの脱力感・やっちゃった感はすさまじい

今まで手塩にかけて増やしてかわいがり、プレイヤーの後を一生懸命ついてきてくれたピクミンたちが、自分が油断したあまりに大量に死んでしまう…
このショックは計り知れません

また、ピクミンは、時に非常にむごい死に方をします。
こちらの生物をご覧ください。

この生物は『ボケナメコ』といい、無印版『ピクミン』に登場する敵対原生生物です。ボケナメコが噴射する胞子をピクミンが浴びると、頭部にキノコが生え、体色は紫、目はうつろでとても不気味なキノコピクミンへと変えられてしまいます。

キノコピクミン

洗脳されたキノコピクミンは、今まで冒険をともにしたプレイヤーのことなどすっかり忘れボケナメコの後をついて回ります

ホイッスルによる呼びかけにも一切反応しない。

そしてあろうことか、かつての主人であるプレイヤーを見つけると、張り付いて攻撃してくるのです(泣)(泣)(泣)

地獄絵図

そして最終的には、ピクミン同士での殺し合いが始まり、見るも無残な惨劇が展開されます。
このボケナメコは、当時小学生だった私に深いトラウマを植え付けました。

どこかノスタルジックな舞台背景

ここまでピクミンの怖いところばかりを紹介してきましたが、ピクミンにはほかにも大きな魅力があります。それは、プレイヤーが探索するステージです。

ピクミンシリーズの舞台となる惑星『PNF-404』は、実は我々人類の暮らす地球なのではないかという噂が、ファンの間でまことしやかにささやかれています。その証拠として挙げられるのが、『ピクミン2』で集めることになる「お宝」です。

『サイコジャンパー』は、錆び付いたばねのように見える。
『勝負石』はどう見ても麻雀牌のチーピン。

ごらんの通り私たちに馴染みのあるものが、異星人である主人公たちにはお宝として扱われています。ちなみに、公式設定で、主人公の身長は3cmと、私たちと比べて非常に小さいということが判明しているので、これらの些細なものも彼らにとっては謎の巨大遺物であるということになるでしょう。

そして、『お宝』の他に、探索するステージにも、人工物と思われるオブジェクトが多数配置されています。

『ピクミン2』より。タイル張りの床のようなステージ。
隙間にカビらしき黒ずみがあるのがとてもリアル。
こちらも『ピクミン2』のスクリーンショット。
コンクリートブロックや配管パイプのようなものが見受けられる。

プレイヤーは、鳥やセミの鳴き声といった環境音を聞きながら、このようなどことなくノスタルジックな雰囲気を感じさせるフィールドを探検することができます。探検しながら、ピクミンの世界でほのめかされている裏設定にまで、思いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。

あとがき

いかがでしたか。
この記事を読んで、ピクミンに興味を持ってくれた方がいれば嬉しいです。
ピクミンシリーズは、外伝作品を除く本編4作(『ピクミン』『ピクミン2』『ピクミン3』『ピクミン4』)すべてがニンテンドースイッチでプレイ可能(予定)です。
どの作品から遊んでも、ピクミンの、不気味でありながらもどこか魅力的な世界観を存分に味わうことができると思います。
ぜひプレイしてみてください。

おわり


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