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一日一詩。

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言葉にできないコトバをことばにします。
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2023年3月の記事一覧

【詩】めがねを外してみて

めがねを外してみる 全てがぼやけている 何も見えないと言っても うそではないほどに むしろ見えすぎていた めがねをかけていた僕の視界 はっきりとくっきりと 嘘を僕は見ていた 今 見えている世界こそ 僕の本当 僕にとっては ほとんどが 見えていないことこそ 本当に見えているということ でも それではどうも生きていけなくて 僕はめがねをかけている 僕にとっては それはめがねだけど 誰かにとっては それはファッションだったり ある人にとっては それは愛情だったりする めがね

【詩】それでも僕は幸せ

幸せにならないと幸せになれないような奴に 俺のこの気持ちが分かってたまるか まだ幸せじゃない 今は幸せじゃない これからも幸せじゃない あまりにも幸せじゃない それでも僕は幸せ 常識から外れないと常識から外れられないような奴に 俺のこの気持ちが分かってたまるか まだ終わっていない 今は幸せじゃなくても これからが本番だろう あまりにも負け惜しみだけど それでも僕は幸せ

【詩】知らずに歩いて

知らない町で知らない道を 目的もなく歩いていると 思うのです この道を右へ行くべきか左へ行くべきか そんなことに正解はないのだと おもしろそうな道を選べばいい 楽しそうな道を選べばいい なんとなく心惹かれる道を選べばいい 知らない町で知らない道を 目的もなく歩いていると 思うのです それでもなお、正解などなくても 人はどちらかを選び歩いていく 選ぼうとせずとも選んでいる 左に行けば出会えた人 左に行けば見られた景色 そんな可能性を知ることもなく 人は右の道を歩く