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筋トレ三日目

病めるときも健やかなるときも、20分の筋トレを友と誓い合い3日が経ちました、蛹顔です。
未だにサイドプッシュアップが出来る未来が見えませんが、心が折れないよう祈りを抱えて生きるんだ。

ガタピシのBODYをガタガタ言わせ、件の日本画博士の娘さんにお電話しました。聞いたら何でも話してくれましたし、noteに書いていいか聞いたら快諾してくれました(もう既に書いてるから、この了承の取方は嘘、騙し、詐欺です。ごめんねルララ)。

聞いたことは以下のとおり、長いのであしからず

①提出作品50号以上×2について
金美学部生が修士を受けるときは、卒業制作と最終課題で描いたものを出す。

・卒業制作は120号
・最終課題は公募展に出展することが奨励されており150号

募集要項通りに50号2枚を出した中国人留学生がいたが落ちた。つまり、馬鹿正直に50号を2枚出しても、学部から来る人にサイズの時点で差をつけられている。出すなら公募展サイズを持っていく方がベター。
教授も、日展出展者が4名、院展出展者が1名なので公募サイズを見慣れている。
しかし、日展受賞者の学生が落ちたり、落選した学生が院に受かったりしてるので、受賞歴はそれほど関係ない。提出作品の完成度が大切。

板絵がやりたいので、50号以上の板絵1枚と150号の普通の絵1枚をつくろうかな~~といったら、「学校見学のとき教授に聞けばいんじゃね」と言われました。まあそうだけど教えてくれるかね、チートじゃねと思いましたが、学部生は制作について散々指導され相談してるので、提出作品について直接教授に聞いてもフェアだと思うと。いいこと言う娘さんだよね、大好きだぜ。

②ポートフォリオ
娘さんは本画5枚を掲載したポートフォリオを出したらしい。少なくてビビりました、二桁枚数でも少ないと思ってたので…
日本画の他、立体など他の表現方法の作品を掲載し提出する人もいるので、他のやつを載せてもいい。

自分は今のところ日本画といえなくもないものが6枚しかないので、これから何を描きどんな技術を高めるべきかはまた教授に相談だな。

③研究計画書
娘さんの研究計画書を僭越ながらまとめると下のような感じ
・自分は枯れた花や廃墟が好きだ
・伝統的に美しいとされる花鳥風月とは対極のモチーフだ
・しかし、ワビサビに通ずるよう、朽ちゆくへの趣向こそ日本人の美意識が感応するのではないか
・自分は朽ちゆくものの美しさと美意識を考えながら制作していきたい
(ちがうかも!すまん!)

というわけで、研究方法などは曖昧で構わず、かなり抽象的な研究計画で構わない。
しかし、理論や評論ではなく実際の制作を通し考え実感した疑問や追及でなくてはならない。
制作を通して深め考えるという意味で、評価の基準に繋がるキーワードとして挙げてもらったのは以下の3つ
・切実さ
・作品が先行
・実感
多分頭の佳い人はこれらの言葉を噛み砕いて理解説明できるけど僕は今体がガタピシなのでメモするだけにしておきます。
だれか注釈してくれてもいいよ。

④求める学生像
日本画領域を越え、絵画表現全般における基礎知識と技術を有するひと、とあるが、マジで自信がないので相談しました。
実際は、格好つけたこと書いてあるけどそんな技術あるひと修士でもいないといってました。(そう言ってのけるのが逆に怖いよ)

技術・知識面を学べる参考書を聞いたら以下を挙げてもらいました。
・小川 幸治/新装版 日本画画材と技法の秘伝集:狩野派絵師から現代画家までに学ぶ

・荒井 経/日本画と材料 近代に創られた伝統
・北沢 憲昭/境界の美術史―「美術」形成史ノート
・北澤 憲昭/「日本画」の転位
・草薙 奈津子/カラー版-日本画の歴史 近代篇-狩野派の崩壊から院展・官展の隆盛まで (中公新書)
・草薙 奈津子/カラー版-日本画の歴史 現代篇-アヴァンギャルド、戦争画から21世紀の新潮流まで (中公新書)

このうち北沢先生は金美の客員教授だが、思想が強めで、周りの教授には批判的に読む人が多いらしい。


とまあ、教えてもらったので明日職場のPCでポチります。

取り急ぎやるのは
□学務に電話して学校見学のアポイントとる(メールが嫌いなので)
□本をポチる
□筋トレ

といったところでしょうか。
ではまた

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