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伊勢神宮から那智勝浦町へ

次の目的地、那智勝浦町の旅館「恵美須屋」を目指し13:30頃伊勢神宮を後にする。
近くのガソリンスタンドで一度給油。ここから先、そのまま42号線を南下するか22号線を南下してから260号線を西に進み42号線に合流するか少し悩んだ。ルート的にわかりやすくスムーズに行けそうなのは42号線だが、南伊勢の雰囲気を味わってみたいのとなるべくなら太平洋側の海を望みながら走ってみたいと思い22号線を南下していくルートを取った。しかし先の記事でも記述していた通りここからずっと大雨が続いたためひたすら雨風に耐えることになった。結果、景色を楽しむ余裕はほとんどなく雨粒で視界の悪くなったヘルメットのシールドをグローブで拭きながら濡れた路面を必死に視認、スマホのGoogleマップの音声案内を頼りに42号線へ合流。素直に42号線を走るべきだったか・・・。そもそも雨を見越していたのであれば撥水コートなり曇止めなりシールドにしとくべきだったと今になって振り返る。
その後は那智勝浦町まで一本道だったので雨の中でも安心して走行できた。道路自体は海沿いの田舎道といった感じで所々工事中であったりしたが総じて走りやすい道であった。
道中「世界遺産鬼ヶ城」と書かれた大きな看板が見えてきた。時間は16:30に差し掛かったところ。距離にして鬼ヶ城から那智勝浦まで40㎞程度、時間にして1時間切るくらい。チェックインを18:00にしていたため、間に合うようにいくには給油時間を含めるとあまり余裕はない。少し迷ったが「世界遺産」の言葉の誘惑に負け立ち寄ることにした。鬼ヶ城のビジターセンターには鬼の像。厳つい、かっこいい。

遊歩道を歩けるようでそちらを目指し駐車場から歩いていくと途中に看板が。

「8月20日~30日熊野大花火大会のため奥の木戸~鬼ヶ城西口まで通行禁止」と書いてあるではないか。道路マップを見ると三分の一程度しか進めないらしい。

時間もないから丁度良かったと開き直り行ける所まで行ってみた。千畳敷と言われる場所に着くまで、右手に魔見ヶ島と言われる無人島を眺めながら歩いた。岸壁に打ち寄せる波も荒々しく中々に迫力があったが丈夫な手すりがついていたため怖い思いはしなくて済んだ。初めてここを通った人は命がけで言ったに違いない等と考えながら進む。


千畳敷は間近で見ると岸壁側は粗く、おろし金みたいな壁が直上まで続いていた。

思わず仰け反って腰を痛めそうになったがグッとこらえて全景を見、先へ進んだ。

がしかし、これから先は通行止めとなっており千畳敷をもう一度眺め鬼ヶ城を出発することにした。出発時間は16:45。ギリギリ間に合うか・・・。

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