#わたしと海

ざーー、ざーー、。と打ち寄せては返る音を聞きながら育ちました。
数十メートル先が太平洋。目の前が海。今から思えばずいぶんと贅沢な場所に生まれ育ったものだと思います。

その昔台風が通過した浜には打ち上げられた魚があちこちにいました。それを拾いに行った記憶もあります。今では考えられないほど魚も多かったのでしょう。

高校を卒業してから実家を離れて数十年、たまに帰る実家の海は昔のまんまです。家の前の堤防が昔と比べて頑丈に高くなってますが。
同窓生のLINEで日の出や嵐の海の写真、漁に出ている時の船からの航跡の写真を送ってくれます。

小学生の時は家に帰ると、海水パンツ一丁になり少し先の筏まで泳いだ帰りに溺れそうになったり、中学生になると台風の来るタイミングで波乗りをしたり、素潜りでサザエやアワビを獲って浜で焼いて食べたり。そういう暮らしが遊びが普通だった。

地球温暖化で今の夏は外に出られないくらい暑くなり外で友達と一緒に遊ぶことも少なくなったんじゃないでしょうか。


ただ生まれ育った海の風景は変わらず季節毎に違った顔を見せてくれます。それは地球バンザイ、太平洋バンザイです。


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