逆評定2022 

今年受けた講義の感想を書いていきます。体育や講義系のものだけにします。(演習や実習は書いていないです)オンデマンドで受けたものに関しては対面になったら評価方法等が変わるかもしれないのでシラバスで確認してください。年度を挟んで概説のabをとったものがあり、一緒に書いた方がいいと思ったので、一部2021年のものも含んでいます。

必修授業

①応用体育(ボディ・ワーク)通年 
腹直筋などの体のいろいろな部位を使うトレーニングを行うのですが運動が苦手な人にやさしい感じがしました。無理をしなくていいという感じで自分のペースで取り組めます。実技は見られずに出席・記録シート・期末レポート(A4用紙1枚)で成績が出ていました。ポールを使ってゆったりする時間もあって、家ではできないのでいい時間でした。

②中国語圏の言語と文化A 
Aまでは必修でした。先生によって授業形式が異なるので、シラバスなどで確認してもらいたいです。自分が受けた先生はワードで解説が送られてきて、毎回の課題で和訳の問題が出されていました。教科書や解説をきちんと見れば、解けるような問題だったのでそこまで大変ではなかったです。期末はレポート形式で総まとめみたいに全範囲から和訳の問題が出されて、答えていく感じです。そこまで負担ではなかったです。ここまでは私の受けたものなんですが、先生によって評価方法や授業形式が異なるのでシラバス等で見ておいた方がいいです。基本的には1年生で取った言語のものをとることになります。

人文学類

人文学類開設ので取った科目について書いていきます。日本史学コース希望(人文は3年からコースに進む)なので史学、先史学・考古学、民俗学の授業が多めです。

①日本史概説Ⅰ-ab
今年度はオンデマンド型で開講されていました。来年度から授業形態はどうなのかは分からないのできちんと確認しておいてください。日本史概説Ⅰの方は日本古代史の概説となります。aでは奈良時代、bでは平安時代について見ていきます。トピックとしては天皇や律令、国司と郡司だったりといくつかのトピックの議論を見ていく感じです。詳しくはシラバスを参照してください。毎回最後に文献紹介がされているので読んでみるといいと思います。私も読んでいましたが、興味をそそられまくっていました。それが今に生きているような気がします。
この授業はレポートで成績が決まります。他の科目と比べると厳しめの評価な印象でした。レポートの説明に採点で重視することが書いてあるのでそちらを見ておくといいと思います。字数の上限はなかったのですが、いっぱい書いても論理的に破綻していたりするとマイナスな印象になるので、書いた後に全部を通し読みしておかしくないかチェックするといいと思います。長文で提出したんですが、何回も読んで、論理的にどうなのかとか自己の見解と他者の見解を区別できているのかなど意識して推敲を重ねたらA+はもらえたので丁寧な叙述を心掛けていきましょう。

②日本史概説Ⅱ-ab
こちらは日本近代史の概説授業になります。近代思想史を研究する上でのアプローチ方法について見ていきます。今年度は対面で開講されていました。春学期では思想が生まれる場(学校や家族など)を見ていき、秋学期では思想流通の媒体(雑誌や新聞など)を見ていきます。先生の雑談もあり、好きでした。実際に史料を持ってきてくださる時もあるので史料にふれられてよかったです。入門の概説科目で実物の史料が見られるのは貴重なので楽しめると思います。たまにアーカイブズに案内してくださる時があるのでいろいろ話が聞けます。
この講義の評価方法(レポートか試験)はアンケートで多数決をとって決めていました。ここ2年は全部レポートでした。ちゃんと書けば単位は問題ないです。

③ヨーロッパ史概説-ab
この講義では社会史について見ていきます。今年度はオンデマンド型でした。毎回興味深いテーマであり、取ってよかったと思います。特に、においの歴史や疫病をめぐる心性に興味をもちました。レポートも1つのテーマを選択して書くので興味持ったもので書けます。1000-2000字でした。挙げられている参考文献も読んで面白かったので図書館等で見てみるといいかもしれません。

④宗教学通論-ab
今年度はオンデマンド型でした。宗教という概念から見ていきまして日本人の宗教観やカルト・セクト問題などいくつかのトピックを見ていきます。カルト・セクト問題のところに興味を持ちました。他にも宗教学の歩みのところに興味をもちました。レジュメが分かりやすく充実している感じがしました。メモとかはレジュメに書き込んで取り組みました。この講義では毎回小レポートが課されるのですが授業内で言われているのでそれをまとめれば大丈夫です。
期末は短時間で書くレポートな感じでした。授業資料や動画は参照できるのでそれを見て答えられます。授業内で言及されていたことをまとめる感じでした。試験に近くなったらmanabaに案内がくるのでそちらを見ていただければいいと思います。

⑤日本史史料学III-ab
対面で開講されていました。aでは日本近代史の公文書、bでは私文書を見ていきます。くずし字を読んでいきます。読んでいる史料の構造や伝来についても見ていきます。この講義では本当に予習と復習のサイクルが大事だと感じました。私はくずし字苦手で予習では全然読めず、復習して読めるようになるのにも相当時間がかかったんですが、何とか単位は取れました。試験も量が多くて苦労した記憶があります。きちんと予習・復習をやっていけば単位は大丈夫だと思います。ちなみに近代史料学は隔年開講で来年のこの時間は日本史史料学Ⅱになると思いますが、そちらでも近代の史料を読んでいきます。

⑥日本史史料学Ⅰ-ab
隔年開講です。今年度は対面で開講されていました。aでは日本古代史の行政文書(符や解など)bでは帳簿について見ていきます。古文書の捉え方というのを最初にやります。それからは文書の構造や規定を見ていった後に実際に読んでいく流れになります。当時の社会の在り方や地方行政の実態を鮮明的に物語っていたりと興味がある人にとっては面白い講義になると思います。図書館でも古文書の活字を見ることができるので見てみるといいと思います。私も読んでいて楽しかったです。講義内では詳細に解説をしてくださり、文献も紹介してくださるので、多くの学びになります。
期末なんですが春秋ともレポートでした。春は文書について説明するものや古文書の釈文を書くのものがありました。秋は自由なテーマでした。期末が100%なんですが、きちんと調べて丁寧に書き、提出すれば単位は問題ないと思います。講義内で言及された文献とかも参照してみるといいでしょう。試験またはレポートとあるので次はどうなのかは分かりませんが、授業の後半にアナウンスがあるのでしっかり聞きましょう。この科目は隔年開講なので来年のこの時間は特講になるので注意してください。

⑦日本史特講Ⅲ-ab
今年度は徳富蘇峰の思想形成過程について見ていきました。年によってテーマは異なるようです。対面で開講されていました。幼少期の暮らしや家だったり同志社大学の学校のことなど見ていき、思想形成過程を見ていきました。日本史概説Ⅱで学んだ研究手法が生かされているように感じました。研究を行う際の注意点にも言及されます。1人の人物に着目して講義されていきますが、思想史研究のエッセンスも詰め込まれていて興味深い内容でした。1人の人物の思想がどのように思想形成されていったのか見ていき、興味も持ち楽しかったです。講義の内容と先生の人柄と好きな授業でした。
期末は春学期と秋学期とで先生が異なるので先生によります。春学期は論述試験を行いました。ノートや本、資料はなんでも持ち込めたのでそちらを見て回答していきます。ノートだけではなく講義で紹介されていた参考文献を読んで持ち込んでみるとさらに深く書けるかなとは思います。復習して臨んだ方が体系的にスムーズに書けると思うので、ちゃんと復習して臨むことをおすすめします。試験中に本をゆっくり読んでいる時間はあまりないので事前に読んでおくことをおすすめします。今年は1題の論述問題でした。字数は自由です。普通にやっていれば単位は問題なかったです。秋学期はレポートか試験か選ぶ感じで、今年はレポートになりました。授業内容や参考文献で調べて書いていけばいいものだったので他のものと同じです。レポートの方は多く書いたら高い評価になるそうなので頑張ってチャレンジしてみましょう。

⑧日本史特講Ⅳ-ab
外部の中世の先生をお呼びして夏休み・春休みに集中授業の形式で行います。2日間で5時間ずつ行いました。年によって来てくださる先生が異なるので、形式は変わると思います。活躍されている先生をお呼びしているということなので、深い学びになるはずです。今年度は宮崎大学の先生をお呼びしての講義でした。対面でした。中世史の講義は見る限りだとこれだけだったので、興味がある方は取ってみるといいと思います。今年は7月に夏休みの特講、1月に春休みの特講の履修登録の案内がtwinsの掲示板に来ました。掲示板をチェックしておきましょう。今年は倭寇の民族問題や鉄砲伝来の問題、偽使のことなど様々なトピックを取り扱いました。対外関係という側面が強かったです。琉球の話にかなり興味をもち、楽しく聞けました。参考文献が多く挙げられていたので、授業後に気になったテーマの本を探しやすいと思います。
年によって先生が異なるので、今年の場合ですが、成績は授業後の感想とレポートを総合的に評価する感じでした。レポートは自分でテーマ設定をして調べて書いていくものでした。参考文献が多く挙げられているのでそちらを参考にしました。自分の関心のあるテーマで書けたので楽しかったです。これは今年の場合ですが、来年は先生が異なり、評価方法が変わると思うのでシラバスを確認してください。

⑨先史学特講Ⅰ-ab(火曜日)
先史学特講Ⅳというものが月曜に開講されていて、Ⅰは火曜のものになります。春はオンデマンドで秋は対面でした。理化学分析を専門にされている先生なので、それを用いたものが多く紹介されていました。人の移動を復元したり食性を復元するなど面白いテーマが多かったです。様々な分析方法があり、ここまで分かるんだなーてびっくりすることもありました。授業でわからなかったところも授業後に聞きに行ったら優しく教えてくださったので、よかったです。
今年は期末試験100%でした。来年度はどうなのかは分からないです。試験は選択問題で資料の持ち込みが可能だったのですが、全て選べとかもあって難しく感じたので、ちゃんと復習していった方がいいです。授業中に口頭で説明されていたものも積極的にメモしましょう。試験でそれも出されていたような気がします。後で見返すときもこんな話があったんだなて深い復習になるのでよかったです。試験問題は私が苦手なタイプで60点でギリギリ単位取得になったのですが、ちゃんと取れている人もいたので問題との相性は人それぞれだと思います。授業内容や評価方法は今年と異なる可能性があるのでシラバスで確認してください。テーマは面白いので多くの人にとって興味を持ちやすい内容だと思います。

⑩先史学特講Ⅳ-ab (月曜日)
この講義は先史学特講の内の月曜に開講されるものです。火曜のものとは先生が異なっていました。これも隔年開講なので来年の特講は今年とは別のテーマで講義されると思います。春がオンデマンド、秋が対面でした。西アジアの先史時代ということでトルコ、アナトリアの事例を中心に講義されていました。実際の遺跡や遺物の写真を見せてくださるので興味をもって取り組めました。個人的に特に乳利用のところは面白かったです。銅を作る技術なんかも詳しく見ることができました。自分は情報量を多く記録するためにパソコンでノートをとっていました。おかげでタイピングが速くなった気がします(笑)
期末は試験でした。春学期はmanabaで選択問題+論述問題で秋学期は対面で論述試験でした。春学期はノートの参照はできたのですが、秋学期は持ち込み不可でした。春学期の選択問題+論述問題はきちんとノートとっていないと大変な問題でした。秋学期の論述試験は2題出題されて、1題は講義の内容、もう1題は講義内容を踏まえて自分の考えを書く問題でした。字数制限はなかったんですが、時間を見てバランスよくやった方がいいと思います。持ち込みが不可だったので復習していないと大変な感じでした。きちんと復習して概要をおさえましょう。論述なので問いに関係あることを書いていれば単位は大丈夫だとは思います。遺跡や遺物が多く紹介されていたのでとてもハマる講義だと思います。

⑪民俗学特講-abc
民俗学特講のabは春ABと秋AB、cは春Cに開講されていました。対面でした。沖縄の料理やエイサー、日本料理、台湾の儀式など面白いテーマが多かったです。実際のフィールドワークの映像も流してくださるので楽しめると思います。春Cのものでは映画を見て先生が解説を交えていく流れで面白かったです。全体的に先生の話も好きでした。おすすめしたいです。
この講義では小テストと期末レポートで成績が決まっていました。小テストでは講義内容のことだったり、講義内容に関するものを調べるものだったり様々でした。取り組みやすいと思います。期末レポートは実際に家族などに聞いてレポートするものでした。春Cのは自分の書く系でした。期末は800字程度だったのでそこまで負担は大きくなかったです。

⑫中国史文献学II-b
aは必修と重なっていて取れなかったのでbの内容を書きます。対面でした。bでは『明実録』を読んでいきました。aで基本的な漢文読解能力の習得を行うそうです。aから取るのが望ましいのですが、bからでも大丈夫でした。読み下したプリントが事前にmanabaにアップされ、講義ではなぜそう読み下したのか詳しく解説されます。丁寧な解説で分かりやすかったです。読み下すだけでなく、行動に表れている思想背景なども解説していただき、とても面白かったです。漢文の勉強方法についても話があります。
この講義では何回かレポートが課されるんですが、授業でやったことを復習して取り組めば大丈夫です。ちゃんと全部提出すれば単位は問題ないと思います。

⑬比較思想論-a
これは隔年開講なので次年度は開講されません。bは取れなかったのでaのものになります。申し訳ございません。aの方は同時双方向で開講されていました。aでは比較思想の方法論とキリスト教と仏教の比較をやりました。方法論では比較というもの自体を考えたり、比較思想の類型を見たりしました。比較という営み自体も考えることができてよかったです。キリスト教と仏教の比較では女性観の比較が面白かったです。実際の絵画なども出しながら講義されていたので、楽しめました。
この講義は期末レポ100%でした。aの方は書評を書くものだったんですが、興味あるものを選んで書いてみるといいと思います。

⑭人間社会と宗教
今年度は対面で開講されていました。試験は先生の都合でオンラインに変わりました。前半では宗教社会学の理論や日本における宗教観などの話がありました。日本人がなぜ無宗教だと考えがちなのかという話は面白かったです。理論の話でも図やイラストを多用されていたので分かりやすかったです。後半部分では埋葬の変容や墓の継承など葬送の変容を見ていきました。特に自然葬の話に興味をもちました。全体的に分かりやすく興味をもちました。楽しんで受講できると思います。
成績はリアクションペーパーと期末試験で出されるのですが、リアペでは考えたことを書きました。試験では講義内容に関する問題2題と講義を踏まえて考えたことを書く問題1題が出題されていました。レジュメを見ながら回答できたのでそこまで負担は大きくないです。自分の考え書くものは事前に何を書くのか言われるので、試験始まる前に回答を作っておくと時間にゆとりが出ると思います。

⑮歴史地誌学-b
今年度はオンデマンド型で開講されていました。秋C開講です。隔年開講で歴史地誌学-aと交替で開講しています。次年度は春Cの歴史地誌学-aとなります。bでは東アジアの歴史地誌を見ていきました。aでは日本を扱うそうです。歴史地誌と初めて聞いた方も多いかと思いますが、簡単に言うと自然現象や人文現象といった特定の地域の特性を理解する地誌学に対して、それが歴史的にいかに形成されてきたのか見るのが歴史地誌なのかなていえます。照葉樹林文化のことだったり都城の話だったりと興味深い話が多かったです。都城の話はかなり興味をもちレポートにも書きました。面白い内容が多かったので楽しめると思います。
成績は中間・期末レポートで決まりました。テーマは何かと名物になっている「内在的な問い」でした(歴史地誌学-aの方は違うらしい)。テーマ設定が難しかったのですが、講義を受けて「なぜ○○なのか」という問いが書きやすいのかなて思います。講義を受けている中で出てきた、これはなぜなんだろうというのを大切にしてもらい、レポートでそれに回答するのがやりやすいかもです。内在的は講義をよく聞いたうえで発せられる問いだとは思うので適宜メモを取りながら聞いていくとやりやすいのかなとは思います。シラバスを見て興味をもった方は取ってみるといいかもです。

比較文化学類

比較文化学類開設の科目は時間割の都合で1科目しか取れませんでした。

⑯日本の生活と文化
今年度は対面で開講されていました。隔年開講なので次年度は別の科目が開講されます。まず出席は点呼で取られていて、びっくりしました(笑)主に日光の村について講義されていました。絵図や史料も配布されて、それを見ながら進めていく感じです。担当の先生の著書にも詳しいことが書かれていました。実物を見せていただけることもありました。回していき、手に取って見てました。多くの人にとって興味をもてる内容だと思います。先生の雰囲気とか好きでした。
レポートは自由なテーマで字数は自由でした。日本の生活と文化について事例を挙げて論じるもので好きなものを取り挙げて書きます。授業で言われていないものを取り挙げてもいい感じです。きちんと出席してレポートを提出すれば単位は全く問題ないです。

日本語・日本文化学類

日本語・日本文化学類開設の科目は1つ取っていました。

⑰日本文学の歴史
今年度はオンデマンド型でした。日本古代の文学作品について見ていきます。万葉集や風土記、伊勢物語といった古代の文学作品に興味がある人にとってはもってこいの科目だと思います。私も万葉集に興味があったので履修してみましたが、多くの学びがありました。万葉集の中で中国文学が受容されているところを見たのがとても面白かったです。特に大伴旅人の讃酒歌を見たときは楽しかったです。レポートでもそれに関することを書きました。多くの文学作品にふれることができたのでレポート書いている時間も充実していました。
この講義では小レポートと期末レポートで成績が決まります。小レポートは講義で言われていたことをまとめるものや感想、自分の考えなど様々なものが出ていました。講義を見ていれば対応できます。期末は講義の中で自分の関心のあるテーマを選んで、調査して、自分の見解を書く感じでした。気になったテーマで書いていくといいと思います。古代の日本文学に興味がある方はぜひ取ってみてください。

人間学群

人間学群学群コアカリキュラムの位置づけのようです。

⑱人間学Ⅱ
今年度はオンデマンド型でした。事前登録が必要です。応談科目という位置づけで時間割は決まっていない感じです。教育学・心理学・障害科学の観点から人間と社会との関係を見ていく科目でした。動物を用いた研究から考察したり、外国の学校でのフィールドワークの経験を通して考察したりと様々な視点から見ることができて面白かったです。多くの人におすすめしたいです。
各回ごとに小レポートを書きます。応談ですが1週間ごとに課題が出され、1週間〆切だったので注意です。授業内容を深められる小レポートだったのでいろいろと考えられました。

教育学類

教育学類の講義は1つ取っていました。

⑲教育工学
これは秋Cに集中講義という形で開講されていて、オンデマンド型でした。隔年開講なので次年度は開講されません。学芸員を取る方の選択科目の1つになっていました。この講義では評価方法や目標、授業設計について学んでいきました。実際の指導案を見ていくと、学んだ理論が使われていることに気づきます。7日ぐらい日程が取ってありますが、各日に短い動画が送られてきて、課題に取り組む形になります。最後の課題では実際に学んだことを生かして指導案を書くことになります。
この講義では授業内課題と指定図書レポート課題と最終課題で成績が決まっていました。授業内課題は授業を受けて取り組む課題なのですが、1回1回課題が重いのと週2回ペースで授業があるので早めに取り組むことをおすすめします。期限も1週間だったので授業が出されたらすぐに取り掛かるのがいいと思います。指定図書課題は課題図書(ガイダンスで説明があります)を読んでそれについて考えを書いていきます。最終課題と同じ締め切り日で最終課題も大変だったので余裕をもって終わらせておくといいでしょう。最終課題は学んだ理論を生かして指導案を書くのが課題でした。授業設計とかに興味がある方は取ってみるといいと思います。

地球学類

地球学類開講の科目は2つ取っていました。

⑳地球環境学Ⅰ
今年度はオンデマンド型でした。事前登録が必要なものです。今年度の定員は580人だったので抽選に外れるのはあまりないと思います。地歴の教職免許の教科に関する専門的事項の科目で選択必修になっていたので履修しましたが、面白い内容でした。水循環であったり気候システムであったり面白いテーマが多かったです。楽しく講義をうけられました。入門的な位置付けなので分かりやすかった印象です。
授業毎に小レポートや小テストが課されて、その合計が成績になります。授業を聞いていればできるものだったので、難しいものではありませんでした。面白い授業であったので幅広い人におすすめしたいです。

㉑地誌学
今年度はオンデマンド型でした。まず、地誌学、地域とは何なのかについて見ていき、具体的な事例を通して都市や農村の地域モデルを見ていきます。そして最後に水環境について見ていきます。地理好きの方に限らず多くの方々にとって興味を持てる内容だと思います。特に地域モデルを見ていくところが楽しかったです。
期末レポートでは地域モデルを作るのが課題でした。どこの地域で作ってもよかったです。自分がよく知っている地域で作るのがいいと思います。地域モデルの作り方については講義内で説明があるのでよく聞いてみてください。多くの人におすすめしたい科目です。

芸術専門学群

芸術専門学群開講の科目は1つ取っていました。

㉒芸術と文化
今年度はオンデマンド型でした。オムニバス形式の科目です。西洋絵画の天使の輪であったり彫塑であったり日本画であったり様々なテーマについて見ていきました。これまであまりふれてこなかった工芸の話も聞けて楽しかったです。全部の講義が興味深い内容で楽しみながら聞くことができました。実際の作品も多く見せてくださり、そちらも楽しめました。前よりも美術館に行くようになって、芸術作品を楽しんでいます。履修して本当によかったです。おすすめです。
毎回の小レポートで成績がでてました。講義内容をまとめるものから自分の考えを書くものもあり、取り組みやすかったです。

教職

㉓総合的な学習の時間の指導法II
今年度はオンデマンド型でした。集中授業という形で定められた期間内(1ヶ月くらい)に取り組みます。附属校の実践例を通して学んでいきます。これまであまり考えてこなかった総合の在り方についてよく考えられたのでこれからに生かしたいです。
レポートが出されて、フィールドワークもあります。期間は長いのですが計画的に取り組んだ方がいいです。特にフィールドワークは行く場所の検討・実施とまとめがあり、時間がかかるのでゆとりを持って行うといいでしょう。

㉔特別支援教育
今年度はオンデマンド型でした。様々な障害について学び、どのような支援が必要なのか学んでいきます。受けている中で合理的配慮など多くのことを考えました。十分な理解になるように今でも教科書等を見返しています。
毎回、小テストが課されていました。講義を聞いていれば解ける内容でした。

㉕生徒指導
今年度はオンデマンド型でした。夏休みの集中です。生徒指導という定義と意義から学びます。校則の取り締まりのような本来抱く生徒指導のイメージとは異なる意義が見えてくると思います。生徒指導の基本的な取り組み方やいじめ問題、関わり方など学んでいきます。興味を持って取り組みました。
期末レポートが出たのですが、お題について自分の考えを書くものでした。日本の生徒指導について深く考えていきます。

㉖教育の方法と技術
今年度は対面でした。夏休みの集中です。担当する先生によって構築される講義が異なるようです。自分は9/8-9に開講されたものを履修しました。長野大学の先生が講義されていました。これまでコミュニティ・スクールとは何回も聞いていましたが、その意義について初めて深く考えられたと思います。そして、日本の学校の構造といじめ問題についても考えていき、見方が大きく広がった2日間でした。
この授業ではTwitterを使っていました。ツイート数も成績に入っていました。意外に高い配点です。Twitterを多く使っている方にとって天国みたいな授業だと思います。授業内でツイートに対してフィードバックしてくださったり、他の人が考えていることも分かったりして、このやり方は好きでした。他の人の意見も見て自分の考えが深まります。授業中のアンケートも点数に入っており、自分の考え書けば全く問題ないです。ツイートとアンケートで高い点数になっていた印象です。レポートも出てまして、考えたことを書いていく形です。Twitterも用いていっぱい考えたので書きやすかったです。

㉗教育課程編成論
今年度はオンデマンド型でした。カリキュラム編成法の変遷や社会に開かれた教育課程など現在の教育課程など見ていきます。教材開発も見ていきました。ビデオを用いて学校での取り組みも多く見ていきました。教育課程編成は重要なのでこれからも学んでいきたいです。
毎講義のコメントと中間・期末レポートが出ていました。自分の考えを書くことが多かったので、考えを深める時間にもなります。

㉘中等社会・地理歴史科教育法I
今年度は対面でした。社会科教育における理論の面を学んでいきました。自分で野外調査を行う課題やディスカッションの時間もありました。野外調査では自分の家の周りでも知らない場所があって面白い発見がありました。ディスカッションでは立場が異なる意見を聞けたり立場は同じでも根拠が違ったりと考えが深まっていきました。
何回かレポートがでました。ディスカッションの内容をまとめたり、野外調査で分かったことをまとめたりしました。野外調査で自分の家の周りでも新たな発見をしたり、講義内でこのような授業の方法があるのかとか新鮮な発見が多かったです。

㉙地理歴史科指導法
今年度は対面でした。まず、新しい学習指導要領について学び、実際に思考力を測る問題を見ました。こうした問いの仕方があるのだなと学びになりました。実際に地理分野と歴史分野で問題を作ることもやりました。いろいろな問題を見ることができて、面白かったです。最後にミニの模擬授業をやりました。班でやったんですが自分では気づかない改善点も分かってよかったです。
この講義では作ってきた問題や指導案など提出しました。あと講義内で取り組んだものを提出するものもありました。

㉚中等社会・地理歴史科教育法II
今年度は対面でした。社会科教育の理論を学んでいきましたが、ディスカッションが多かったです。講義を受けて、問いが出て、それについて話し合う形で、考えたことのないものも考えるきっかけになったのでいい経験でした。班活動をしてみんな考えが深くて刺激になりました。毎回多くの知見を得ることができ、新鮮でした。
この講義では授業内の問いについて考えたことや、感想を提出しました。普段の取り組みが多く反映される形です。まとめという形で試験もありますが、自分の考えを書くものでありました。授業外の課題がなかったのでとても助かりました。

博物館

㉛博物館資料保存論I
今年度は同時双方向でした。この科目では資料の保存の目的や保存環境、検査法だったり学びました。履修者の意見を聞くことが多かったです。双方向なやり取りが多かった印象です。博物館に結構行くので興味持って取り組みました。先生の話も面白くて体感的にあっという間に終わった感じがしました。光や空気だったり劣化要因を学び、その対策も見ていき、その徹底の重要性も学びました。内容も好きなのと先生のトーク力でさらに楽しく学べました。実際に博物館に行く際も保存の視点からも見るようになり、楽しみになっています。
レスポンでコメントを書き、試験があります。試験は資料参照が可能できちんと復習していれば大丈夫です。

㉜博物館情報・メディア基礎論
回によって対面とオンデマンドが変わっていました。博物館におけるメディアの活用やデジタルアーカイブの活用を学びました。実際の展示を見て学んだので楽しかったです。デジタルアーカイブの面はこれまで見てこなかったのですが、受けていく中でその意義や実際を見ていき重要性が分かりました。全体的に興味を持って講義を受けられました。
アンサーシートと小テストで決まりました。アンサーシートは授業中に言われる言葉を書きます。小テストは授業の内容や自分で考えたことを書く問題がありました。実践的な問題で講義内容と関連付けて考えられてよかったです。

その他

㉝日本国憲法(春休み集中)
今年度はオンデマンド型でした。春休み集中をとりました。夏休みや学期中にも開講されていますが先生が異なるので授業方法や評価も異なると思います。シラバスを参照してください。春休みのものでは説明が丁寧でレジュメも充実していたので分かりやすかったです。そしていろいろな判例を見ることができてよかったです。最近のトピックについても話されていました。
成績は授業内で言及された言葉を答えるものと期末試験で決まりました。視聴期限が短かったので計画的に受講しましょう。設定されている授業日程の最終日に試験があります。そこは注意です。今年度の期末試験はmanabaの小テスト機能を使って行いました。レジュメや教科書の参照はでき、授業を聞いていれば問題なく解けるような問題なので高得点は取りやすかったです。春休み集中のものを書いているので夏休み集中や学期中に行うものとは異なります。シラバスを参照してください。

以上が今年度受けた授業です!
オンデマンド型のものは対面に変わったら試験になったりと評価方法が変わるかもしれません。シラバスとか確認してもらいたいです。

長くなってしまい申し訳ありません。履修検討の一助になれば幸いです。



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