私がLAPに参加した理由

 主に二つあります。一つ目は、「大切だと考えることを、大切にしようとしたいから」です。先日「七つの習慣」という著書を拝読しました。その中で印象に残っているのは、「緊急性が低く、重要なこと」にフォーカスすることは勧めていたことです。「私とはいったい何なのか」「生きる意味とは」「死とは」こういったことはついつい後回しにしてしまいました。大学一年生の時は、目の前のことをこなすのに精一杯で、一年を振り返ると自分という軸が全く定まりませんでした。内省をする時間が取れなかったのです。たまに内省に似たようなことをしたとしても、一人で考えるとバイアスを持ってしまうことや、感情的で極論に陥りやすく心が病むことがほとんどでした。私は、他者のために生きるのを否定するつもりは毛頭ありませんが、私は自分にフォーカスしていきたいと考えています。他者の幸せとは自己が認識する自分の幸せに付随するものだと考えています。二つ目は、「思考」・「対話」それ自体が好きだからです。二極化し、分断し、どちらが優れているか模索するディベートとは違う。答えのない問いを、これでもかってくらい頭を使って、相手の主張を変えてやろうなど支配・啓蒙をはかるのではなく善く聴き善く話す対話が好きだからです。頭が栄養で、心が栄養で満たされているのがわかる、あの瞬間が心地よいからです。私は「おやこ劇場」という舞台演劇を通じて人育ちを図る団体に所属しています。活動自体は、地元である愛知なので現段階はオンライン上の身の参加が基本となっていますが。その団体は舞台演劇を通じて、脚本家や演者の方などをおよびしてお話を伺ったり、演劇で出てきた楽器が出てきたらそれに関して勉強したり体験する団体です。その活動の一つに、「合評」というのがあります。これは演劇か講義かの違いはありますが、今回のプログラムと非常に類似しています。一つの演劇・講義を通じて、それに関して感じたこと、考えたことを出し合って、「対話」をする。こういったことが本当に好きなので、このプログラムに参加させていただきたいと考えました。

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