LAP8期 経済単元 事前課題

<共通問題>

Q1:「討論と対話は何が違うのか?」を調べてチームメンバーで共有してください。
(発表の必要はありません)


「討論」はある命題に対して賛成と反対など分かれて勝敗を決めてどちらの方が正しいか決める話し合いである。一方で「対話」は正解のない問いなどに対して、相手の意見を傾聴しながら考えを深めていくことである。結果として結論が出なくてもいい。つまり「討論」には固定的な立場があり勝敗が存在するが、「対話」は明確に立場が存在せず勝敗も存在しない。

<選択問題>

Q2-3:地方創生で起きていることについて?50字以内で答えよ。
地方創生という言葉が言われて10年以上が経ちます。その結果、地方に何が起きているでしょうか。
そのことについてテレビやネットニュースなどを調べてください。
さらに開発学でいう「実証主義」「解釈主義」の概念と照らし合わせて、対話的に語り合ってください。

地方で困っている人がいなくなることではないかと考える。

少子高齢化、地域の経済格差、年金問題、などは確かに問題である。国などマクロの視点で物事を観たときにそれは問題視されるべきである。自分も実証主義的見解(=定量分析)に立ち、こんだけ人がこの村、町、市から転出している、人口減少している、消費量がこんだけ落ちている、シャッター通りがどれだけ増えたという話を地元の行政の人から聞いたことがある。一方で地元の人の意見を聴くと、課題意識が異なっていることが多い(=定性分析)。古い商店街よりもイオンのような大きなスーパーが欲しいというのも聴くこともある。商店街で働いていればその逆の意見を聴くこともある。同じ地方自治体であっても国や地方、立場によって様々な解釈ができるが、その中で誰が一番困っているのか、そしてその困っている人はどれだけの規模なのか、データを用いて分析するべきである。

地方の課題とは様々な立場によって解釈が多様に存在する。地方を多角的に捉える事も重要であるが、その一方で地方の課題に対して優先順位をつけて対応するべきなのもまた事実である。ではどうやって地方の課題を決めるのか。それは「困難の度合い×その影響(=影響が及ぶ人)」なのではないだろうか。そしてそれを算出するために定量分析と定性分析を組み合わせながらその課題解決をしていくことが真の地方創生なのではないかと考える。


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