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宇都宮ライトラインの「初めて」

今年、路面電車の宇都宮ライトラインが開業しました。
いわゆるLRTと呼べるものが新規で開業したのは初めてのことで話題になっています。

初めてのこと、それがもう一つ存在します。
そのことについてお話したいと思います。

ライトラインはワンマンで運転されています。
運転士がいる最前部に運賃箱があり、そこに運賃を入れます。
ICカードの場合はカードリーダーにタッチします。
このカードリーダーですが最前部のドアだけでなく全てのドアに設置されています。
つまりICカードで乗車した場合は運転士がいない後ろのドアからも降りることができます。

運転士は乗客がちゃんとタッチしたかを見ているわけではありません。
乗客を信用しています。
以前からあった路線でこのような仕組みに変わったところはあります。
しかし開業初日からこの仕組みが行われたのは初めてのことです。

今のこの国なら、乗客を信用しても大丈夫。
決断が下されたのです。
それは私たちの誇りです。

ここで昔の人を貶すことをしたいのではありません。
ここで他の国を貶すことをしたいのではありません。
私たちの誇りです。
私たちは信用されたのです。

この仕組みが今後どのような未来をたどっていくのか、私たちは試されているのです。

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