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自分が本当に「やりたいこと」とは(webライターになったきっかけ)

こんにちは。
笹木みひろです。

今回は、私がwebライターになろうと思った経緯を綴ります。

よくよく思い返したら、急に決心したというよりは、
色々な思いがあってこの結論に至ったんだと思います。


自分が本当に「やりたいこと」を仕事にしたい

そう思い始めたのは、
子どもが産まれて間もなくのことでした。

なぜこう思うようになったのか。

恐らく、
産前は「自分時間は無限にある」と思えていたのに、
産後「自分時間は有限だ」と思うようになったから。

いや、どっちにしろ自分時間は有限です。

だけど、産前と産後じゃ感じ方がまったく違うというか、
実際に自分時間は減りました。

産前に勤めていた会社の社長からは、
「好きなことは、仕事にするんじゃなくて、
 休日に趣味として楽しめばいいんだよ」
と言われたことがあります。

確かにその意見は正しいかもと思い、
産前はその通り過ごしていました。

しかし、子どもが産まれた後、
休日の趣味として楽しめる時間自体が
グッと減ってしまったのです。

そうなると、
自分のしたくないこと・苦手なことに
時間を費やしていることがすごく無駄に思えました。

その一つが今の仕事です。

働き方や収入についての不満はないけれど、
仕事内容は自分がしたくないことと
苦手なことのダブルパンチ。

生活のために、8時間もそれに
費やしていることがなんだか嫌になりました。

どうせ生活するために働くのなら、
やりたいこと・好きなことをして稼ぎたい、と。

そして手に取ったのが
八木仁平さんの
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
でした。

「本当にやりたいこと」は、
自分の大事なこと×得意なこと×好きなこと
の掛け合わせで見つかるよ、とのこと。

そうか。
好きなことだけではだめなんだな、
という新しい発見がありました。

大事なこと、得意なこと、好きなこと、
それぞれの見つけ方は、
本に載っている各30以上ある質問に
答えていくと自ずと見つかるらしい…。

ということで、子どもが寝た後の
夜の自分時間を使って
一つ一つ質問の答えを考えました。

すべての質問に答える必要はなく、
特に重要な質問にいくつか答えるだけでも
いいみたいですが、私はより正確な答えを
出したくて、すべての質問に答えました。

すべての質問に答えたからというのもありましたが、
幼少期のころを振り返る質問が多く、
とても時間がかかったのを覚えています。
(毎日2時間ほど費やして
 2か月ぐらいはかかったかな)

質問に答えたらそれで終わりではなく、
その答えを整理する必要もあります。

自分は何が大事で、何が得意で、何が好きなのか。

それぞれ答えはひとつではないので、
出た答えを掛け合わせていって
自分にとってベストなやりたいことを見つけます。

そして、最終的に出た結論は、
「一人一人に合わせたファッションの提案をする」
でした。

「やりたいこと」が見つかった、その後

結論が出た後、
モヤモヤした霧が晴れたような、
そんなスッキリした感覚は
正直ありませんでした。

出た結論に対して、
すぐに「これだ!」となることのほうが
少ないのかもしれないけれど、
なぜこんなにもスッキリしないんだろう。

いろいろ考えてみると、
ワークを進めていく中で
"自分の憧れ"が介入してしまっていたことに気付きました。

私は内向的な性格なので、
人と接する仕事よりも
社内でデスクワークをしている方が向いています
(と自分では思っている)。

人は自分が持っていないものに対して憧れを抱きます。

そうなると、私の場合、人と接する仕事で
輝いている人を見ると憧れてしまうのです。

この憧れというものは実に厄介で、
「その人に憧れているから、その人みたいになろう」
と努力を始めてしまうと時間の無駄になることが
多々あります。

なぜなら、
苦手なものはこの先もずっと苦手だろうし、
自分は自分でしかないから。

苦手なことを得意にするよりも
得意なことをもっと得意にすることに
時間を使ったほうが
自分にとってもプラスになりますよね。
(これは、本にも書いてありました。)

でも、やりたいことを見つける過程で
"憧れ"を完全に排除することは
わたしにとってとても難しかったのです。

頭では分かっていても、
ワークを進めていると
憧れている方に少しずつ
寄せていっている自分に気付きます。

本当は、人と直接会って話をすること自体
苦手なはずなのに。

気付くと、なぜかその苦手なことが
「やりたいこと」になっていました。

いや、本当はそれが「やりたいこと」なのかもしれない。

けれど、それは自分の「得意なこと」が
抜け落ちた「やりたいこと」です。

これは、実際のプロの方と一緒に
「やりたいこと探し」をした方が確実だな、
と思いました。

本の内容はすばらしく、共感だらけだったのですが、
あくまで私はこうだったというお話です。

※後々調べてみたら、著者の八木さんが
 経営されている株式会社ジコリカイでは、
 自己理解プログラムという名前で
 専属コーチがついてくれるプログラムがあるみたいです。

「webライター」という職業との出会い

天職というものとの
運命的な出会いは果たせないまま、
日々過ごしていた中で、
webライターという職業を知ります。

よく、リベラルアーツ大学さんの
動画を拝見しているのですが、
確かその動画の中で知った気がします。

莫大な資金もいらないし、
パソコンと行動力さえあれば始められる
と知った私は、「これだ!」と思いました。

なぜなら、タッチタイピングの早さと文章力は
過去に何度か褒められたことがあったからです。

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』にも
「得意なこと」は「人よりもできること」じゃなくて
「自然とやっていること」「自然とできていること」
でいいと書いてあったことを思い出しました。

今まで、タッチタイピングも文章力も、
他人より優れていると思ったことはなかったけれど、
別にそれでいいんだ、と思えました。

始めてみよう。

そう決意した私は、
冬のボーナスで新しいPCを買い、
クラウドソーシングに登録し
一歩を踏み出した、というわけです。

最後に

ここまでお読みいただいた方、
ありがとうございます。

まだ駆け出したばかりですが、
今のところ初めてのお仕事を受注し、
取り組んでいる最中です。

今のところ、書くことに対する嫌悪感はないので、
今の本業よりは向いている気がしています。笑

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