見出し画像

《スピンでうまく回るコツ!》

先生から「ここで回るんですよ。」と示されたのはエッジのちょうど足指の付け根のふくらんだあたり。
なので、最初の頃は「ここの”一点”でブレずに回る」というのを意識してたのですが、それは無理。
どーしても一点からズレてしまう。
で、子供が回っているのを見ると、全然「一点」で回っていないんですね。
足元を見るとあちこち動き回りながら、微調整しながら小さな円を描くようにスピンしている。

「なるほど!」

ここで必要なのはバレエで言う「タンジュ」
→床を足の裏でスリスリと滑らすような動き。

なんであんな事をするのか意味が分からなかったのですが、スケートにこれを応用すると氷への接地感覚が絶妙になる。
この感覚を使ってスピンの氷との当たっている場所の微調整をするんです。
前後にもインにもアウトにも。

で、ここで思い出したのが、ある生徒が個人レッスンの時に東伏見の先生に聞いていた事。

「先生、スピンしている時に何を考えてるんですか?」

「ずっと重心を探してる。」

で、さらにもう一つ。

下手な大人のスピンを見ていると「猫背」で丸まりながらびくつきながら回っている。

上手な高校生くらいの女の子のスピンを見ていると
「上下に伸び上がっている。」

つまりスピンでもう一つ必要なのは、ぐーっと足指の付け根の接氷部分で氷を押す事とそれによって胴体を上空に向かって伸び上がらせる事。

伸びると言っても”棒”のようになってはいけない。
柳のように伸びることによって、体に空間をつくりヘビのように柔らかくならなくては。

つくづく思うのが本当に氷を押すって大事。

神宮の個人レッスンでもある先生に「今日は氷を押す練習をしましょう。」
と言われて、とにかく”両足ひょうたん”から学び直した記憶が。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?