開業経費とスタッフ満足度
あれ?昨日note書くのをリアルに忘れていました。
書いたつもりでどスルーです。ま、こんなこともあります。
さて、今日もクリニックの内装の打合せでした。
本当にここんとこ毎週続いています。楽しくやっています。
「こんな細かい所まで?」って思うくらいなので、興味ない人はきっと全部お任せになってしまうのもよく分かります。そうしてできあがっているのが普通のクリニックです。
特に現役で働いているドクターは、仕事もしながら計画しなければいけないので、初めての人にとってはかなりの難題になってくると思います。
さらにクリニックを成功させるためにはお金をかけずに始めるということが定説になってきています。
これって果たしてそうなのでしょうか。考えてみましょう。
開業前にかけるお金
医療に限らず、事業が上手くいかないことの理由の1つとして、収入の見込みがあまかったということが考えられます。そうならないために、計画の時点でギリギリまで見込みを落とし、さらに開業の経費を削減してくださいと開業セミナーなどでは言われています。
ですが、それはお金の価値や経営についてをまったく勉強していない場合にとる手段です。(どの口が言ってるんだか。。。)
ここでの正解はお金をかける場所と、かけなくても良い場所を明確に分けることです。
お金をかける場所は、その後に収益の増加(クリニックの場合は患者さんの満足度や新患を増やすこと)につながると思われる場所。ここにお金をかけることはつまり投資になります。
逆にかけなくても良い場所にかけてしまうことはただの浪費です。
なんとなく設備を立派にすれば良いという考えも浮かんできますが、それではまだ不十分です。
設備投資にお金をかけることが本当に集患につながるのか、他のクリニックとの差別化が図れているのか、自分の行う医療との相性はどうなのかなど、たくさんのことを考えておかなければいけません。
開業した後にかかるお金
開業後はどうでしょうか?
無事に理想のクリニックが開業できたとして、順調に患者さんが集まっていたとしても経営が苦しくなる場合があります。
それは人件費率が高すぎることが原因となっている場合が多いです。
医療系のサービス業は人件費率が高めです。なかなか機械に代用してもらうこともできません。この傾向は今後もしばらく続くでしょう。
かと言って、人への投資を渋ることで従業員への負担が大きくなりすぎると、予想しない退職が増え、余計な出費がかさむかも知れません。新規採用にはコストがかかります。従業員の不満は回り回って患者さんの満足度の低下をもたらします。それに気付いていないクリニックは総じて流行っていません。
このためのコストを開業前にあらかじめ考え、働きやすいシステムを作り、「ここで就職したい」、「働き続けたい」と思ってもらうことができれば、それは1つの投資として考えられるのではないでしょうか。
そういったことも考えながら、クリニック設計を行っています。
スタッフ満足度の高いクリニックはいずれそのコストを回収できます。
そのスピードを爆速で行うための仕組み作り。本気でやっています。
こういった子育てに関する日々の気づきや日常生活の改善点をみんなで考えるコミュニティ運営をしています。
参加者にはいろいろなアイデアを出してもらい、ときにはイベントや製品化ができたら良いなと思いながら活動を広げていきます。
興味のある方はぜひオンラインコミュニティ「ファミリハ実験室」にご参加ください。
下のリンクより手続してください。
https://xpert.link/community/2239
中川将吾
小児整形外科専門ドクター
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