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母乳と整形外科

こんばんは!

突然ですが、『母乳育児』について男親たちはどう考えているのでしょうか。それはわかりません。前よりもさらにわからなくなりました。

今日は助産師さんにお話しを聞いてきました。おそらく人生で初めての助産師さんとの絡みです。意外でした。

もちろん整形外科なので、普通に生きていたらまったく関わることがなかったんでしょうけど、そうも言っていられない流れです。今後いろいろ教えてもらおうと思います。


そんな助産師さんと公園での授乳イベントを見学させていただきました。天気もよく、みなさん楽しんでこどもと触れあえていたのが印象的でした。

授乳中というだけで外出をためらってしまう話を直接聞けて衝撃を受けました。なんとなく話には聞いていましたが、身近にあるんだなと。


母乳を与えるというと、端から見るとただの摂食行動の一種のように思えますが、そこには栄養だけでなく、免疫の強化や愛情にも関係しているといった報告もあります。母乳を飲ませているときは母の体にオキシトシンが放出されて、幸せを感じることが有る様です。

飲んでいる様子を見るとさらにそれが強まるといった意見もあります。母乳を与えていれば良いというわけではないようです。搾乳して飲ませているだけではきっと効果も低いのでしょう。

ですが、中には『D-MER』というつらい症状を出す人もいます。

他にも授乳させることで大きく広がった子宮を元の大きさに収縮させる効果もあると言います。

とまあ、ここまで授乳に関して薄い知識を並べてきましたが、本題はここからです。


母乳を与える行動が体の回復にどれくらいの影響を与えるか

考えてみました。

困ることと言えばまず上がってくるのは夜間の対応です。母乳のみの対応になると、必ず夜間に起きる必要があります。睡眠不足が襲ってきます。

睡眠が不足すると心身に問題が出てきます。わが家はそのためミルクをいつでも飲める状況にしています。(最近飲ませすぎてプヨってきたと思っているので少なめにしています)


以前から散々抱っこの仕方に対して「最近のママたちは・・・」と、ダメ出しを披露しているのですが、そもそもの姿勢が抱っこに不向きだったりもします。そうなると授乳するときも同じです。

人にとって体を止めることってかなり難しいのです。なので止まって授乳も難しいと思います。腰に関して言えば、少し横揺れでもしながらの方が良いです。軽くてひょいと持ち上げられる位の体重の時であれば抱っこしながらでも良いと思います。

右と左を交互に授乳させることで、左右のバランスの改善にも繋がります。

他にもどういった方法が良いのか疑問があれば質問なりじゃんじゃんください。

赤ちゃんをあやすときってゆっくり揺れるじゃないですか?あれってママにとっても股関節や膝を使う練習になっていたりします。そうやって自然と子育てしている中で体のリハビリをするって習慣をつけていきたいですね。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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