【3日】小児リハビリテーションのあり方を変えていく
こんばんは!
こちらのYouTube。もうご覧になったでしょうか??
1日経ってみてみると、再生回数が2600回を超えています。かなりの人が見てくれています。内容もおもしろいものになっています。こんな紹介なら何回も来てくれて良い。
今日は内覧会。明日はパーティーと予定が立て込んでいます。
来てくれる方。他の予定があって来れない方。多くの方がなんとなく気にしてくれています。
今日の内覧会に嬉しいことがありました。
小児科の先生が見に来てくれたことです。
これまでその先生とは書類上の、紹介状などでのやりとりはありましたが、お互いがそれほど意識することはありませんでした。
ですが、こうしてクリニックを起ち上げ、看板として障害児のリハビリテーションというものを掲げることで気付いてもらうことができました。
今日はそんな脳性麻痺も含めた障害児に対しての自分なりの向き合い方についてまとめてみようと思います。
障害が生まれる場所っていうのは、反対側に『健常』と呼ばれる人がいなければ成り立ちません。言ってみれば、その健常者から見ることで障害が見つかるのです。
障害とはつまり、自分たちと比べた場合の何かの『違い』に相当するものと思っています。
『違い』というものを直すべきか。同じにすべきか。見えなくするべきか。
これは様々な議論の残るところだと思います。
これまではその方向性というものを、医師が決めていた時代もありますが、親が決めなければと言われる様になってきました。
ですが、本人はどうなのでしょう。。。
本人がどう考えているのか。どう思っているのか。次にどうしたいのか。
障害というレッテルが貼られた子の場合、その子本人の気持ちを想像するしかない場合もありますが、そのときに周りの健常者の都合の良い様にが選ばれてしまう傾向が強いようにも思います。
障害児を治療するという考えがそもそも間違いなのかもしれません。
どれだけ言葉にならない思いを表現しているのかをくみ取り、表現としての動きを出す方法を考え手伝ってあげる。これが小児におけるリハビリテーションの方向性だと思っています。
自分で行った表現、それが身につくと、そこからその子の世界が広がります。
「言葉にならない」とは、しゃべれない子のことだけを指すのではありません。
動きの難しさも、子どもにとっては言葉で表すことができません。
どうすれば良いか分からない=どうやってもできない
この構図の意味がわからないと、意味のない練習に無駄な時間を使っていることになります。
そんなわけで、今日は少し概念的な話になってしまいましたが、リハビリの方向性をちょっとだけでも分かっていただければ幸いです。
では、明日のパーティー。心から楽しみましょう!!
中川将吾
小児整形外科専門ドクター
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