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ラジオで語る産前産後ケア

こんばんは。
ついにフリーランスと名乗る資格を得てしまった小児整形外科医の中川将吾です。先日、外科医休診宣言しましたが、来月の執刀を依頼されました。早くも解禁です。

ついに4月ですね。新年度が始まります。まさかこんな日が来るなんて思っていませんでした。このタイミングから新しく気持ちを切り替えて行きたいと思います。

ではクラウドファンディングの近況報告です。

多くの支援ありがとうございます。現時点(4/1、22時)で、総勢225名の方に支援していただき、2,976,600円が集まっております。

残り2週間です。

昨夜3/31の21時半から、2回目のラジオ出演がありました。年末からのリベンジ(詳しくは前回アーカイブ参照!)で、見事にロボ化せずにやりきりました。

これが、ありがたいことに思いっきり「クラウドファンディング」応援回(会)仕様で開催されました。みなさん感謝です。

内容はクラウドファンディングの流れや仕組みを中心に、どうやって「産前産後ママ」たちを支援していくかについて語っています。

『カケミチラジオ』は「生きづらさ」や「育てづらさ」についてを専門家が中心となって語っている番組で、思いっきり妊娠〜出産にかけての問題について語ってきました。

体の問題は”体の専門家に”と、思っているのですが、そういった専門家ですら、まだまだこの分野に入り切れていない、気付いてもらえてない人がたくさんいます。そして、情報が上手く伝わっていなく、必要な人が支援者にたどり着けていない状況です。

『必要の無い苦労をする』のが美徳という時代はもう終わっているはずなのに、まだまだその考えが抜けなかったりもします。妊娠出産は知識と工夫でもっと楽になれる可能性があります。

そのための事前の準備や夫婦間の話し合いが行われていないことも問題です。今はほとんどが核家族化しており、1つの家族の単位が小さくなってしまっているので、夫婦の力というものが子育てに大きく関わってきます。

夫婦間の協力体制があれば、子育てにも良い影響があります。逆はもう想像するのも怖いですよね。

その他、情報の氾濫も大きな問題です。

骨盤ケア一つをとってみても、それは絶対に必要な訳ではなく、「どういう人に必要なのか」、「どうすれば自分で予防できるのか」がまだまだ伝わっていません。そこに余計な時間や費用を掛けてしまっている話もよく聴きます。

いろいろな情報がネット上に飛び交う中で、本当に必要なものが何なのかが見えなくなってしまっています。

ここで、oktk先生が最終兵器を投入してきました。
「食事」「運動」「睡眠」
そう。やはりこれが一番大切。

普段から気をつけていないと、妊娠出産という一大イベントを乗り切れない。そういうこと。

妊娠で悪阻がひどくて「食事」が摂れない→そのときどうするか
お腹が大きくなって動くのがつらい→どうやって乗り切るか
横になるとドキドキしたり苦しい→なぜそうなるのか

個人の体験談だけではなく、医学的、科学的に知識を得て、自分たちに会った方法を考えておくと乗り切れる様になるのではないでしょうか。

そのためにはやはり、事前にどういった流れになるのかをきちんとイメージできる環境が必要です。そのための活動です。

多くのこどものいる家庭、こどもたちを支援している人、これからこどもが欲しいと思っている人、すべての人たちに届けば良いなと思います。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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