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動き始めた時のこと

商工会議所

 2022年12月、以前、私がとある食事会で知り合った女性起業家の先輩に連絡を取りました。彼女は、私と同じく、「世の中にないのなら自分で作ろう」という想いで、服飾系で起業された方でした。1度食事会でお会いしただけにも関わらず、色々と教えてくださいました。

 商工会議所のお世話になると、様々なセミナーなどがあって色々と情報が入ってくるので、入った方がよいと言われました。
その方は、大阪商工会議所に入られいて、会員が3万人を超えるので、多くの方と知り合うことができるので、大阪商工会議所を勧めてくださいました。
しかし、尼崎で事業をしようとしている私が大阪商工会議所に入ろうとすると、展示会に出れないなど、使えないメリットがいくつかありました。そのため、大阪商工会議所に入るかどうか悩みました。
(その後、尼崎商工会議所も良いよ、と聞き、そちらに入ることになるのですが、そのお話はまた後日。)
 

大阪府よろず支援拠点

 その女性起業家の方から、勧められた機関として、他に「大阪府よろず支援拠点」があります。よろず支援拠点は、全国にある、中小企業、小規模事業者等の経営のお悩みを解決する「無料経営相談所」です。何より、大阪産業局がしている機関であり、コーディネーターの方達も中小企業診断士などの資格を持った専門家が伴走してくださるので、安心して利用できると教えてくれました。
 私は、早速、大阪府よろず支援拠点に電話し、大阪ではない尼崎在住であっても相談に乗ってもらえるのかをお聞きした上で、創業の相談の予約を入れました。

 大阪府よろず支援拠点に初めて相談に行く時には、とても緊張しました。コーディネーターの方に、私のやりたい事業のお話をして、「そんな事業はダメだね」と一蹴されたらどうしようとドキドキしていました。
 担当してくださったコーディネーターの方は、金融機関出身の中小企業診断士の男性でした。にこやかな笑みの向こうで、目が笑っていない感じがして(すみません!)、やはりドキドキしていました。私が公認会計士試験合格者であるので財務的なことはわかるだろうから問題ないと立てながら、「創業の手引」という日本政策金融公庫の冊子をくださりました。その冊子の中にある「アイデアの整理」と「ビジネスモデルの検討」のページについて、少しずつ宿題を出してもらいながら、頭の整理をし、私に足りていないものを浮き彫りにしていく作業をしました。この大阪府よろず支援拠点で相談させていただいたことで、創業というのは開業届を出せば簡単にできるものという認識を覆させられました。開業届を提出するまでに、ビジネスをきちんと構築しなければ、やっていけないのだと本気で気づきました。大阪府よろず支援拠点には、2023年夏まで、何度も足を運ぶことになりました。(詳細はまた後日!)

アイデアを守るために

 世の中にないものを作るという点では、服飾系で起業なさられたその方と、手帳系で起業を考えている私で共通していたので、そのアイデアを守るためにどうなさられたのか聞きました。
 そうすると、その方は商標登録と意匠登録にチャレンジしたと教えてくださいました。
商標登録は1年近くかかったこと、出願手続きは弁理士さんに依頼するか、特許庁HPを見て自分でも出願できることを教えてもらいました。
意匠登録は、その方は出願したけれども、できなかったと仰っていました。デザインを少し変えると違うモノとして販売可能なので、あまり登録する意味がないということでした。

感想

 事業を起こすにあたって、専門家による伴走や意見をもらう方が、素人が何もわからずにやみくもに進んでいくより安心だと思いました。
そして、様々なコンサルさんがいたりするけれども、起業当初は資金的にも厳しいですし、私は、商工会議所やよろず支援拠点などを利用して相談に乗ってもらう方がよいと思って、進めていきました。先輩女性起業家さんにはお忙しい中、相談に乗っていただけて、とても有難かったです。




 




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