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胃腸症状の咳原因は、社内での「板ばさみ」

一ヶ月ほど前から、咳や胃腸症状がではじめたとのこと。ファミリーカイロには、以前通院されていたことがあるので、ストレスからの症状ということはある程度認識されており、お盆休みで解消されるかなと思っていたが、やはり、休みになっても改善されないので来院されたとのこと。

心身条件反射療法でストレスの因果関係を掘り下げてみると、会社の経営状態が悪く、上司と部下の「板ばさみ」になっている状態。そのストレスは、相手(会社)が変わってくれないと、解消されないというように考えられていた。会社の経営状態が原因でストレスになっていることは確かだが、自分にとって、なぜその状況がストレスになっているのかは不明瞭だった。

つまり、身体に影響を及ぼしている肝心な潜在的ストレス、すなわち自分に関わるストレスが認識されていない状況なので、本質的な原因が抑圧され、脳・神経系が過敏状態になり、胃腸や筋肉を過緊張させているのだろう。

心身条件反射療法の施術を行なった後の腹部の圧痛や頸肩部の凝り感なども解消され、すっきりした気分になり、喜ばれている様子だった。一般的なストレスの対処法として、休暇を取るという方法もあるが、心に深く刻み込まれている潜在的ストレスは、単に休暇を取るだけでは解消されないことが多い。

思い当たる原因もなく、身体に症状が表れたときは、心身条件反射療法のような、心と身体の関係性を診る本質的な治療を受けられた方が、症状の改善も早く、自己の適応力の強化、成長につながるだろう。

2007年8月16日(木) 記

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