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「すり減り」/2023年12月1日

 ここ最近はDr.STONEを観ている。面白い。毎週かなり楽しみにしている。
 少し前までは「この夏、最大の冒険が始まる――!」みたいなキャッチコピーに特に何も感じていなかったけれど、Dr.STONEを見て初めて「冒険」の良さが分かった。

 ちょうどいい感じで心と体がすり減る冒険がしたい。きつい~助けて~!となるレベルのことはしたくない。でもちょっと遠い大型商業施設に行くだけですり減りの許容ラインぎりぎりまでいってしまう。ただただ非力だ。

 ゴジラを観てきた。世間での評判は分からないけれど(自分は感想を書くくせに他人の感想は見たくないので)ゴジラだ!って感じがして良かったです。

 世間での評判を知らないまま感想を述べるというのはかなり怖い行為ではある。「自分が褒めたものが一般的にはクソ扱いだった」くらいならまあ問題はないが、「道徳的・倫理的にアウトな表現があって批判が殺到している」とかになると洒落にならない。
 映画に限らず、作品の中に「よく考えたらこれってどうなの?」となる表現があったなんてことは結構頻繁に起こる。そして自分は、その"よく考えたら"の能力が低い。真面目に観ていてもそういった問題点に気づくことができない。
 もし気づかずに問題のある作品を褒めてしまい、運悪くそれが拡散されてしまったりしたら、その後自分はその問題とされる部分を支持していると思われるか、思慮の浅い人間としてその後の人生ずっと、少なくともネット上では冷ややかな視線を浴びせられ続けることになる。思慮が浅いのは本当なので何も言えないが。
 自分が芸能人やら作家やらYouTuberやらなら、頑張ればその後の活躍で負のイメージを払拭することもできるかもしれないが、残念なことに一般人だ。一度炎上しきったら顧みられることはない。名誉挽回の機会など訪れない。

 まあそんなに怖いなら一通り評判とか調べてから書けよという話なんですけどね。でも大きなリスクがあってもやっぱり、できるだけ他人の感想は見たくない。それがポジティブなものでもネガティブなものでも、精神が侵食されるような感覚がある。自分が良いと思ったものでも誰かが悪いと言えば「これは悪いものなんだ」と思ってしまう虚弱な精神。自己の価値基準が曖昧なばかりに。芯がないばかりに。

 自虐は先に自身の欠点を挙げておくことで他人からの指摘を潰せる(という錯覚を得られる)優秀な盾ではあるけれど、同時にひたすらに情けない気持ちになるし傍から見て実際情けないので、一旦ここでやめておきます。

 インスタグラムでエッチな絵を描く海外のイラストレーターをフォローしまくっている。エッチな絵最高!!!!!


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