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HPIビザを取ろう(これまでの反省)

アポイントが終わってあとは祈るだけになったので、これまでのHPIビザ申請を振り返ろうと思います。
イギリスにHPIビザで渡航を検討されている方の参考になりますように。

理想的な申請手順

まず最初に私が現段階で考えるHPI申請者本人の最適な手順を図で示したいと思います。

今だから考えられる理想スケジュール

海外学振の結果が2022年は9月下旬に発表されましたが、振り返って所要日数を数えたりすると最短で2022年内に取れていたかも、という結果になりました。審査は約3週間かかるそうですが、人によってはもっと長くかかるそうなのであくまで上手くいけば、の例です。

やることリストと順番

①受け入れ先の大学にHPIビザでいいのか確認する
最初に受け入れ先の教授が担当部署の人につないでくれた時、Skilled workerビザでおいで、と言われたそうです。HPIでも良いか、と聞いたらOKと言われたのでHPIの申請を始めました。Skilled workerは入国予定の3か月前から(2023年4月を予定しているなら2023年1月以降)じゃないと申請が開始できないそうなので、ビザの種類によっては動き出すタイミングが異なります。HPIは学位取って5年以内ならいつでもいいみたいなので、動き出しが早くなりました。

②ECCTISを申請する
ここで私たちは足踏みしちゃいました。IELTSの結果が出るのを待ってしまった…でもECCTISにIELTSの点数は求められませんでした。ECCTISは約30営業日かかります。ECCTISが無いとビザのweb申請はできません。なのでまずECCTISです。申請に必要な学位証明などを取り寄せましょう。

③IELTSを受ける
2年以内の成績が必要なので、期限が切れていない試験結果を持っている方は不要なステップです。試験日もわりとたくさん設定されているので、ECCTISを申請して待っている間に受験するのが流れとしていいと思います。
※IELTSの中でもIELTS for UKVIを受ける必要があります。(British councilが主催しているのがPCで回答を入力する形式で、日程の設定も多くておすすめ)

④web申請をする
③の結果が基準レベルを満たしていて、②のECCTISの結果を受け取ったらweb申請ができます。項目がとにかく多い。疲れる。そして待ち受ける高額支払い。頑張れ。

⑤残高証明を用意する
定められている金額相当(子供がいるかどうか、などで金額が異なります)の預金が銀行口座にある、という証明書を取り寄せます。ここでもいろいろ失敗したので銀行関連はまた別の記事にまとめようと思います。私は三菱UFJのECO通帳のコピーにしました。

⑥翻訳を依頼する
⑤の証明書の英語翻訳を取り寄せます。翻訳会社に依頼して、原本+翻訳+翻訳証明書のセットを受け取ります。アポイントの24時間前までにアップロードする必要があります。

⑦アポ取り&アポ
新橋の委託機関(?)でパスポートを預けたり、写真を撮られたり、指紋を提出したりします。8:00~14:00の間で15分の枠を予約しますが、結果的に1時間くらい滞在しました。このVFSという機関のホームページのシステムエラーがたびたび起こるみたいで、ログインできなくなったりひやひやしました。(万が一書類のアップロードができなかったときは画面のキャプチャを撮っておくと通常有料の書類アップロードサービスが無料になるらしい。)このアポが終わればあとは祈って待つだけです。

今思うと不要だったこと

①提出するタイミングがわからず、婚姻届受理証明書の翻訳を先に取り寄せたこと
翻訳会社さんにもよるとは思いますが、銀行の残高証明と合わせて依頼すれば送料も1回で済みました。必要なのは本人ではなく、パートナー側のアポイントに際してアップロードするタイミングなので銀行の残高証明と同時でよかったと思います。

②妻のビザがどうなるかわかるまで本人の申請を待ったこと
本人分の申請にパートナー云々は影響なさそうなので、先に済ませておくべきでした。パートナーと一緒に行くか、という設問がありますが、ビザが下りた時に指定されてある期間内に入国すればいいので同じ便である必要は無いそう。
在外公館派遣員に受かっていたら…と考えて本人分の申請について調べ始めるのが遅くなったのは落ち度でした(一次で落ちたのはそういう意味ではよかったかも)。ビザ本体は約3週間で審査されるから年明けから動くのでも間に合うだろう、と余裕こいてたのは間違いで、その前のECCTISが約30営業日かかるので、全体で最低でも2か月くらいかかります。(なんで早くビザビザ言ってるかと言うと、本人分の片道航空券代は海外学振で支給されますが、配偶者は自腹なので早く航空券やホテルを予約したいからです。)


HPIビザの所要日数とおすすめざっくりスケジュールでした。パートナーがいる場合の追加で必要なことなどは別でまとめようと思います。
我が家の場合ですが、旦那さんの論文投稿締め切りが1月下旬にあったこともあり、年明けからかなり(本人の)余裕のない日が続きました。本業のスケジュールとの兼ね合いも把握しつつビザ申請を始めればよかった、というのが反省です。

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