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"Storefront Hitchcock" (1997):Surreal psychedelic rock of Robyn Hitchcock 🇬🇧


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映画の感想ばかり続いたので、今回は音楽の話でも。。。と言いつつ、ジョナサン・デミ監督による、英のシンガーソングライター、ロビン・ヒッチコックのライヴ・ドキュメンタリーです。日本ではサントラCDしかリリースされていないようなので、アメリカ版DVDを、Amazon USより購入。コロナの影響で、国際郵便は遅延しまくってるとのことだったので不安でしたが、普通に発送後2週間くらいで到着しました。

ビルボード東京のように、背面がガラス張りのステージで、アコギ&テレキャスを淡々と弾き語るライヴなのですが、窓の外に映る通りの風景や人々の様子(ちらっと覗き見する人、暫く眺めて立ち去る人。。。)、カーテンが降りると、キャンドルやミラーボール、裸電球、大きなトマトのオブジェが登場したり、工事現場の三角コーンがステージに並んでいたり、Robynらしいシュールな演出がたくさんで面白かったです。もちろんライヴも素敵でした♫ ただ、結構淡々と続くので、Robynの曲を知らない人が見たら、眠くなってしまうかも。。。当時の新譜「Moss Elixir」の曲が中心で、A&M時代のヒット曲は敢えて(?)演奏していないし、その他のアルバムからでも、結構渋い曲が選ばれている印象です。なので"the Man with the lightbulb head"や"My wife and my dead wife"なんかは入っていません😅 ベスト盤に入ってるのは"The Yip Song"と"Alright, Yeah"くらいでしょうか。英語のリスニング力が足りないので、曲間のナンセンスなお喋りの内容があまりわからなくて残念です。

★曲目はこちら⬇️


 Robynを知ったのは、ここ2〜3年で、真っ白な白髪のイメージしかなかったので、白髪交じりの黒い髪は結構新鮮でした。まっすぐ見ているようで、どこか違うものを見ているような視線や、浮遊感のあるサイケデリックなギターの音、どこか少年のような年齢不詳な歌声は今も昔も変わらず。Nick Loweは年齢につれて熟成されてくように、歌い方も変わっていますが、Robynは若々しいというか年齢不詳なままな感じがします。コロナ以降、毎週ストリーミング・ライヴをやっていたので、何回か見たのですが、どれも美しいメロディが際立ってて、本当いい曲多いです。あともうちょっと早く知っていたら、2016年の来日公演に行けたのに、残念です😿


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日本では人気があるのかないのか、Robynのレコード、お店で売ってるの滅多に見かけないですが、たまに見つけると結構なお値段でびっくり。いつも疑問に思っています。。。

世代的にRobynが1980年代インディ・ロックのカルトヒーローだった頃は知らなくて(洋楽を聴き始めた頃には、既にグランジの時代でした)、ガレージパンクを聴いてた頃もRobynのThe Soft Boysは何故か通らず。。。数年前The DamnedのCaptain Sensibleのソロに提供したを聴いて初めて名前を知って、ジャケットのスナフキンのような格好が印象的なサイケな1stや、Syd Barrettのドキュメンタリーで歌っているのを見て「Sydの正統な後継者だ!」と衝撃を受けて以来、すっかりNick Loweと並ぶ、大のお気に入りのアーティストです🐸💕