見出し画像

12/22 難聴で社交性のない人間はもれなく抹殺される

 夜は食べすぎるとすぐ寝ちゃうね。でもおいしいものはたくさん食べたくなっちゃうんだ。
 もう登校中とかに書いたほうがいいんじゃないかって気がしてくる。別に夜に書くのが日記ってわけでもないし、ルークは物語が進むごとに日記を付けてたし。けど、私のことだからある程度決まった時間にしないとどんどん手を付けるのが億劫になっていくだろうな。やっぱり常に晩ご飯後活動する余力を残しておくべきだ。

 そんなわけで今回はタイトル通り。
 私は結構耳が悪くて、人が発した言葉を何度か聞き返す癖がある。おまけに認知特性の聴覚の個体値が逆Vで、総合まずまずの能力値。人間はポケモンみたいに王冠で鍛えることはできないんすかね。
 そんな耳なので、バイトしていた頃は口頭だけでの仕事を任せられるのが心底怖かった。絶対違うことしてる、あとで叱られる!! って半泣きで作業してた。バイト研修で「メールがきっちりとしてたから君なら電話応対も大丈夫だよ」と以前言われたことがあるが、メールは文章を考える猶予が与えられるわけで、その場で相手の求める返答を引っ張り出さなければならない行為の前では意味を成さない。授業もオンデマンドがいいのは文字が主体だからだし、思えば歌の歌詞も憶えるのに時間がかかる。とことんポンコツイヤーである。

 そのポンコツイヤーの実力を改めて感じる機会があった。下記は先日、ラミネートフィルムが必要になったので急遽百均へ行きその売り場を店員さんにたずねた時の会話である。
「あっすみません、ラミネートフィルムが欲しいんですけど」
「てばりのときかいではるのがありますけど」
「(……?)あ、えっと、自分で貼れるやつで……」
「ッフ(笑)こっちですね、ご案内しまーす(嘲笑)」
 アアアアアァアアアァァァァアアア!!!!!!!!!!
 取り乱したくもなる。こっちは店員さんの言ってることがいまいち理解できてないんやぞ。嗤うなよ。
 この時、話をされながら「機械」は聞き取れたが「てばり」の解析が進まなかったため、疑問符を浮かべながら店員さんの後ろを歩いていてようやく(……手貼りか!)と単語の理解が追い付いた。まあ時既におすしなわけだけど。

 これで社交性でもあればもう一度聞き返したり、聞き取れない体質を説明することが可能なのかもしれない。そんなコミュニケーション能力があったら苦労も少なくなるが、当然そんなものはない。
 これからも人と会話をするたびに内心ケラケラと笑われてしまうのだろう。私はそれに為す術もなく、布団に冷たいシミを増やす日々が続くだけ。そこまでで留まっておきたい人生。

悲しくなってきたので以上。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?