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1/5 逃避行with露悪

 昨日の日記で三日投稿にしようかなとか言ったけど、課題に命を狙われている現状から逃れたいために書くことにしたよ。いいんだこれくらいマイペースで。そうすれば新鮮な気持ちを吐露できるだろうから、といっても私の感情はちゃんと加熱調理しないと、エグみが強くてマトモに食すことが敵わないから活造りとか駄文にしかならないんだけどね。そんな料理を食卓に置いても食べる人なんかいないし、そもそも食卓には私しかいないので、お粗末にかかってしまう不孝者なんて生まないはずだろう。


 大学のレポート、通称課題の期日が今週末に差し迫っている。資料は年末に用意し、資料を閲覧しはじめたのはさっき。コミケの準備やら三が日やら色々あって忙しかったのは確かだけど、それにしても私は計画性がてんでない。期日が近いレポートの他にも、他講義のレポート、他のレポート、レポートに次ぐレポート…………
 これ以上はもう後がない、ってよく言うが、締切において背後なんて存在しないのではないか。目の前もなく、あるのは足元だけ。地面の輪郭が大きくひずみ、おもむろに罅が走り、やがてひとつの形を失った土塊が自重により砂埃を立てて落下してしまう、そんな足元しか存在しない。だから、足元が崩れ、目の前に全身を使ってぎりぎり届くまでの高さになった地面を、元地面からよじ登っていくしかない。暗中模索なんてものじゃない。眼前の視界は、地面の層の厚みで妨げられている。取り敢えず、新たな地まで到達することが目標になる。完成度合なんて蚊帳の外。出来上がったものは人に見せられるラインスレスレの粗悪品。
 期日までにきちんと済ませられる人ってどういう脳みそしているんだろう。皺が満遍なく刻まれているのかな。私の脳みその場合、手早く端折り、すぐに書き終えるための筋肉のところだけしわくちゃだよ。
 でも、課題はまだ創作より楽だ。到達点が明瞭で、完成したらそれ以降あまり悔いが残らず、今後も刹那的でいられる。だが、これが創作になると、完成後も出来栄えにしこりが残り、世に出してしまったことを生涯恥じゆく。やっぱり創作に関しては、ちゃんと締切までにきちんとした計画を立てておくべきだね。


 とかよく分かんないこと書いてたらレポートに充てる時間がなくなってきてしまった。逃げたい逃げたいと言っておきながら、本当に逃げる度胸はない。だから、今日も今日とてメンタルをすり鉢で粉々にしつつ課題にいそしむ。きっと大人になっても、ずっとこんな日々が続くのだろう。辛いね、慰めてほしいね。あー酒飲みたい。

 以上。


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