見出し画像

2023/11/29 甲乙言葉の銃を打つ

・酒をたくさん呷ると、ほっぺたが気怠さで沈むよね〜。



・以前、一部のネット小説界隈で「特定の専門知識で俺TUEEEEしてるやつダッサw」という風潮があった。たとえば「言語学で異世界チート」みたいな小説に。貶してた人たちは「ゆるキャン△」とかも嫌いそうだ。


・いいじゃないか。物語が書けるほどその分野に於いて博識なら、それは立派なことだ。読者だって知らないことを学べるわけだし。

・世間の異世界モノを書く人たちへの風当たりは異常なくらいに強い。「現実からの脱出」や「衒学的要素」は、おそらく、現代で最も現代らしく、卑俗と看做されるジャンルなためだと考える。数十年前はSFなどにその槍玉が向いていたというのに。人間とは、兎角新しいものを毛嫌いする傾向にあるようだ。


・しかし、事実「専門知識で俺TUEEEE」系のネット小説は衒学的でありきたりなものが多い。何故なら、単純に異世界で現実の専門知識を扱っているからだ。多分だが、異世界にもそういった専門知識や技術が発展しているはずで、その世界と現実の兼ね合いを考慮せず話を進めているのである。要するに異世界を現実とはまったく異なる、真っさらの何にもない世界だと誤解している節がある。この理屈の証左として、異世界の技術力では足りない部分を現実の知識で補完している異世界モノはウケている。専門知識で闘うには、異世界のディティールも必要だ。となると、歴史学や民俗学から人間の習俗と傾向を知ることが大事となるだろう。




・なので、自分民俗学が学びたいッス! 興味はあるのに、ずっと機会がなくて体系的に学べていない。いや、嘘です。気力がないだけです。家に帰ったらゲームとかお絵描きがしたいので……。ゲームとかで学ばせてはくれませんか。


・ああ、そのためにゆっくり解説があるのか。ゆっくり解説動画を真面目に視聴したことがないのだが、あれってちゃんと根拠となる論文とか掲載しているのだろうか。まあ、一切の根拠なしにオリジナルでそれっぽい習俗を作り上げているのなら、それはそれで大したものだ。見る価値があって然るべきだろう。


・言いたいことから逸れてしまったけど、なんでも頭ごなしに否定するもんじゃないし、否定される方はされる方で何が問題なのかを考えてみるべきってだけです。何かを産出しているだけで、それなりに頭を使っているわけだからね。まあ、そんな甘っちょろい言葉で偉ぶられても困るんですが。

・それだけです。パパ-イ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?