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2023/12/12 自身がもっとも尊大

・冬は朝焼けの色彩が普通より薄く、転じて澄んだ心地がする。


・様付けが得意でありません。仕事上の重要な相手や皇族など敬意を払うべき人間ならまだしも、プライベートで一般人を「○○様」呼びだなんて、王様ゲームの時くらいにしてほしい。


・様付けするのもだが、されるのも苦手だ。ヨイショされている気分になって不快だし、相手との溝があるように思えてしまう。様付けは他人行儀すぎるのだ。「○○さん」を使えばいいのに。

・創作者(主に作曲家か)に付けられる「様」は、偶像崇拝への目線にかなり偏っている。ボカロPに対してよく「○○様」と称する者がいるが、あれがと〜〜〜〜っても苦手。私が創作というものの敷居を覚えたくないのが起因しているだろうが、創造主を造物者とでも勘違いしているのかと言いたくなってしまう。曲を作っている彼らだって人間でしかなく、いつかは事故や病気で死んでしまってまさにホトケになってしまうのに、現世にいる間ですら神様仏様扱いしてしまってはどこにも居場所がなくなってしまうだろう。私だけでも人間扱いをすることで、新たに曲をアップロードした時も「おっ、やるじゃーん!」と作曲者の脇腹を肘でつつくような距離感でいたいのだ。理解者になりたいというより、創作をブランドで贔屓したくないだけ。


・同様の敬称として作家に対する「先生」が挙げられる。こちらは「様」と比較すれば一般的で、卑近さがあるかもしれない。それでも私は、尚「先生」と呼びたくない。他者を「先生」と呼ぶことで自分とはまったく異なる存在だと認めて区別しているようで得意でない。冗談めかして言うことはあるが。


・しかし、それは反転して該当する創作者と私が相対することがないと断言しているとも捉えられる。勿論、実際に対面することになったら「さん」くらいの敬意は払いますとも。



・ひどく偉ぶった話になってしまってすまんね。お詫びにブドウのカメを見せてあげよう。



・ブドウは普通上から下に実を垂らすのに、こちらは形状的にブドウが逆さになっていて、甲羅からブドウが一房実っているようで、かなり理屈めいたガラス細工だ。


・じゃ、ぱぱい。


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