芥川賞のニュース
芥川賞直木賞のニュースを見て、「出た!前髪重い系男子!」と、遠野遥氏に注目した。
前回の記事の通り、おでこがもっこり毛で覆われた髪型はフェミニン系チャラ男と見えて苦手なのである。しかもイケメン風かつ評価を得た作家とは、カツセマサヒコ氏とキャラ被りしてないか⁉︎
と、興味が止まらなくなり、受賞作「破局」の冒頭を掲載しているサイトへ。
紹介文では、「リア充青春小説と思ったら大間違いだぜ〜」的ニュアンスで、野次馬読者の期待を乞うていた。むむ、カツセ氏の新作をリア充甘酸っぱ小説と揶揄&忌避した様を見られていたのではと思しき煽り方ではないか。
いざ実読すると、ふむふむサイコパス臭のするモノローグ、散文的な綴り方が独特で面白い。リア充感はあまりないじゃんと油断していたら、突然の固有名詞「日吉キャンパス」が現れた。
おふっ。私も同じ大学出身だ。世間体で言えば、私の人生のピークは大学1年時、以降急勾配の坂を転がり現在のアラフォー子なしワープアに至る。
果たしてリア充からの転落が「破局」にはあるというのか、読まねばなるまいワクドキだ。「明け方の若者たち」よりは読めるに違いない。がんばれ自分。
ちなみに直木賞の馳星周氏は、大学で1年間講義を受けたことがある。講義中もサングラスは外さず、シャイだなぁと微笑ましく見ていた。最終レポートは馳氏の作品を読んで書く(いかにも読書感想文)だったが、Aをくれたのは記憶している。いい人に違いない。
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