カキモリ のペンが拗ねる

ここ数日バタバタしていて、あまりノートに書くことをしてなかった。

あ、そういえば。

と、カキモリのペンを買った時お店の人に言われたことを思い出した。

「このペンは使わない日が続くと、ペン軸のインクが乾いて書けなくなるから気をつけてくださいね」

慌ててペンを出し、とりあえずノートに線を描く。最初少しかすれたかな、と思ったが、そのあとは滑らかな線が生まれ、いつもの書き味に戻った。ふぅ。

数日ほおっておくと書けなくなるなんて、まるで拗ねてるみたいだな。ごめんごめん、ちょっとバタバタしてただけだって。忘れてたわけじゃないからそんなに拗ねないで。いや嫌いになるわけないでしょ。え?0.5ミリの方が好きなんでしょって?いや0.5ミリも0.7ミリも同じくらい好きだよ。じゃあ好きだって言ってって?ここで?いやそれはさ。。わかったわかった、言うからもう拗ねないでよ。。

何の話だっけ?

そうだ、つまり少しめんどくささがあった方が、モノが人っぽく感じられて愛おしくなるってことが言いたいんだった。

パイロットのゲルインキボールペンは書き味も安定してるし使いやすいけど、やっぱりモノだもんなあ。

やっぱり少し不完全な存在が好きだな。人でもモノでも。


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