あの夏、いちばん静かな海(1991)

北野映画の転換点の映画。それまでの過激なまでの暴力性から、自分の心の奥を突っついてくる。

耳の聞こえない主人公。ゆえに台詞がない。
真木蔵人の若かりし日の非凡な才能の片鱗が見える。

そして幸せにたどり着かない、どこかもどかしいストーリー

そして、どうなったのかすべては読者の心に判断を委ねる結末。


皆さんも是非見ていただきたい作品になっています。
後にも先にもこんな映画は見たことがない。

とても印象深いストーリー。

不条理な現実と必死に生きる青年。そして人生の不都合さ。

いろんなものを詰め込みながら、ボクらを遠いどこかの国へと連れていく。

福島県のどこかに住んでいます。 震災後、幾多の出会いと別れを繰り返しながら何とか生きています。最近、震災直後のことを文字として残しておこうと考えました。あのとき決して報道されることのなかった真実の出来事を。 愛読書《about a boy》