デジイチでWEBカメラをやる

 暫く前の話になりますが、各カメラメーカーが自社のカメラをWEBカメラにするツールを作って無料公開しました。(WEBカメラが品薄になっていたので)

 今は普通にWEBカメラ手に入るし、無理にやる必要はないのですが、デジイチの方がWEBカメラより映像が綺麗である場合が多いですし、焦点距離を変える事も出来ますね。(例えば望遠レンズを使った月蝕ライブとか、狭い部屋での超広角でのライブなども出来ます)

 スマホをWEBカメラにするツールもありますが、発熱が凄いそうですし、スマホアプリを操作しながら配信できないと言う問題もあります。

 実は、その手のツールを自作した過去があるので、手持ちのカメラをWEBカメラにしたことはあるのですが、今回はお手軽に出来そうなので、ちょっと試してみました。


 暫く前にD5300のレンズキットの中古が2万円で手に入ったので、これを使ってみましょう。

 用意するのは、ニコンD3000シリーズ、D5000シリーズ用の電源アダプター(EH-5)、ダミーバッテリー(EP-5A)の互換品だけです。3.8千円で買えますね。

 カメラに電源とUSBケーブルを挿して、そのUSBをPCに接続します。USBマイクもPCに接続して、PCとテレビ/モニターをHDMIケーブルで接続します。

 カメラ、PCの電源を入れます。

 カメラのメニュー→「AEロック・タイマー」→「パワーオフ時間」→「カスタマイズ」→「ライブビュー表示」→「30m」に変更。

 PCにWebcam Utility( https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/products/548/Webcam_Utility.html )をインストール。

 次にOBS( https://obsproject.com/ja/download )と言うツールをインストールします。

 OBSのソースに「映像キャプチャデバイス」を追加し、デバイスを「Nikon Webcam Utility」に設定、解像度FPSを「カスタム」、解像度「1024x768」、FPS「出力FPSにあわせる」辺りにします。

 OBSの設定から「音声」の「マイク入力」を接続したUSBマイクに、それ以外を無効にします。

 設定から「出力」の「配信」→「映像ビットレート」を800Kbpsにします。

 設定から「配信」のところを、"各配信サービス名 OBS"で検索して、その通りに設定します。

 配信サービスにログインして、OBS本画面の配信開始ボタンを押せば配信開始となります。

 D5300に関してですが、ライブビューの表示時間が30分なので、30分でライブビューが落ちます。その時は、カメラの電源をOFF/ONしてやると映像は回復します。(ライブは落ちません


 カメラないけど最小限の投資で遊びたいと言う場合は、Canonの方が安く済みそうです。

 Canonのツールである、「EOS Webcam Utility」の対応しているカメラで、一番安価なデジイチは恐らく、「EOS Kiss X50」と考えられます。

 Amazonで、レンズキットを買おうとすると、1.5万円前後で手に入りそうです。

 ダミーバッテリー→USBが1.5千円、三脚は耐荷重700g以上のものを選べばいいので、2-3千円、USBケーブルがなければ「USB Type-Aオス-mini-Bオスケーブル」が数百円で手に入ります。HDMIケーブルも数百円から千円で大丈夫ですし、USBマイクは2千円で手に入ります。

 OBSの設定はほぼ同じ内容となります。

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