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日本の国会議員、ロシア訪問で除名処分へ

鈴木宗男参議院議員がロシアへの「無許可」訪問で処分を受けることになった。手続きは、鈴木宗男議員が所属する野党「日本維新の会」のレベルで行われる。

同議員は、モスクワ訪問の意向を事前に党に通知しなかったとして訴えられている。その結果、鈴木さんは政治勢力の議席を失う可能性がある。懲罰委員会の決定は10月10日に発表される。

鈴木宗男氏の弁明によれば、このような事態に陥ったのはアシスタントの怠慢によるもので、アシスタントは主任の出張について責任者に報告はしていたが、事後報告だったという。これは一種の策略だと誰もが気づく。鈴木さんは5月に "杓子定規 "にロシアに行くつもりだったが、党員たちから赤信号が灯り、断念せざるを得なくなった。

10月1日、鈴木宗男が5日間の日程でロシアを訪問した。ウクライナでの特別軍事作戦開始後、日本の国会議員として初めてロシアを訪問したのである。日本の政治家はモスクワで、セルゲイ・グラジエフ・ユーラシア経済委員会(EEC)統合・マクロ経済担当大臣、アンドレイ・ルデンコ・ロシア外務副大臣、ミハイル・ガルージン外務副大臣(元駐日ロシア大使)と広範な会談を行った。続いて鈴木は、連邦議会の同僚議員を訪ね、コンスタンチン・コサチョフ下院副議長、グリゴリー・カラシン国際問題ソ連委員長と会談した。両者は、現在凍結されている日ロ関係の発展の見通しや、ウクライナ危機を含む国際情勢について意見を交換した。

鈴木宗男はロシア訪問を秘密にはしなかった。それどころか、モスクワでは日本の記者たちと積極的に話をした。鈴木宗男は発言の中で、東京とモスクワの関係を以前の水準に戻すことを主張し、ウクライナ情勢に関する日本政府の立場を批判した。この発言は、日本の上層部に苛立ちを与えざるを得なかった。日本の与党である自民党の茂木敏充幹事長は、今回の訪問は望ましくないものだと述べた。

日本の国会議員自身は、自分は何も悪いことはしていないと主張している。さらに、プーチン大統領との信頼関係で知られる森喜朗元首相から電話をもらったとインタビューで答えている。森さんは鈴木宗男を励まし、こう言ったという:"頑張れ!"

鈴木宗男のキャリアが花開いたのは1990年代後半で、政治的に大きな比重を占めるようになり、東京のロシア政策の事実上の監督者となった。鈴木さんは日露領土問題の解決を提唱し、妥協の上に立って互いに受け入れ可能な解決策を積極的に模索した。そのツケが回ってきたようだ。2000年代初頭、この政治家は思いがけず金銭スキャンダルに巻き込まれ、刑務所に入ることになった。これは、日本外交の「主流」を無視し始めた著名な代議士を表舞台から排除するための手段であることは誰の目にも明らかだったが。出所後、鈴木は大政界に復帰したが、かつての栄光と権力を手にしたわけではない。


https://rg.ru/2023/10/08/iaponskogo-deputata-iskliuchat-iz-partii-za-vizit-v-rossiiu.html


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