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足あと🐾
この冬は雪が比較的少なく、暖かい日も多かったので、気が向くと職場の藪開きに通っている。12月の間は雪もなかったので一日中作業していられる日もあったけど、さすがにここ数日の寒さは身に堪える。動いていると多少温かくはなるけれど、防寒手袋をしていても指先が凍えてくる。
今日は作業を途中でやめて、白銀の世界になったキャンプ場を歩き回ってみた。普段、山や森の中で藪開きをしていてもほとんど動物の姿を見ることはない。一度だけ逃げていくうさぎのかわいいおしりを見たことがあるくらいだ。向こうからしたら出会いたくない1番の存在だろうから、当たり前かもしれない。
雪が積もると、かわいい足あとがあちこちに残っているので、お互い出くわすことがなくても、その存在を感じることができる。
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こんなに寒くても、冬眠せずに動きまわっている動物がいるんだなぁ、と感心する。雪が降り積もって何日かすると表面は凍って小さな動物なら足あとを残さず通りすぎることもできてしまうので、足あとに出会えるのも貴重な機会なのかもしれない。
雪に埋もれた森に行くもう一つの楽しみは、座禅草。春先の1番に花を咲かせる植物。今は埋もれているけど、12月には芽を出していたので、雪の下で頑張って成長しているはず。
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座禅草は、花開くときに発熱して周りの雪を溶かすんだそう。強烈な匂いを発して、まだライバルの少ない寒い時期に虫を引き寄せて花粉を運んでもらうために、春1番に花咲くことを選んだとか。まだまだ花咲く時期は先なのだけれど、時々見に行ってその成長を見守っている。
この座禅草、花が終わるとどうなるかご存知だろうか?新緑のころ、あるはずの場所に行ったら、何やら大きな葉っぱが茂っていて、あの小さくて健気な座禅草はどこへ行ったのかと思っていたら、これが座禅草の夏の姿なのだった↓
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去年は2株あったのが、芽を出していたのが1株だけだったのでちょっと心配。雪の下で、もう一株も無事に芽を出していますように...🌱
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