仕事で使える持ち運びに便利な薄型メカニカルキーボードの最強を決める話
キーボードを持ち歩きたい、持ち歩くんだから打鍵感も良くしたい。
ってことを2ヶ月間ずっと考えてるワイ。
そんな時に見つけたのがロープロファイルメカニカルという背の低いスイッチを採用したキーボード。これ採用したキーボードって持ち歩く用途なら最強なんじゃないかって思った。
薄いのでコンパクト、そうでありながらメカニカルスイッチなので打鍵感がいい。ニーズにドストライクじゃん。
そんなことでワイが今後買いそうなロープロファイルメカニカルキーボードをリストアップしてその中から最強を決めるやで。
ワイが評価するポイント
①ホットスワップ対応の有無
やっぱり打鍵感に飽きてきたら軸を変えられることはでかい。通常プロファイルのメカニカルキーボードは一般にcherryMXをベースとしているので、他社のメカニカルスイッチでも付け替えできることが多い。しかしロープロファイルは個々の会社で規格が違い、他社の軸を使うということはあまりできない。そこで一番普及しているgateron製のロープロファイルスイッチ規格に合ったキーボードはさらに評価したい。
②Bluetooth機能の充実さ
今回取り上げるのはBluetooth対応のもののみとした。だって持ち歩くのにBluetooth接続できないとか論外では?Bluetoothのバージョンが上であるほど、マルチペアリングができるほど評価をする。
③配列の入れ替え
ワイはcapslockとcontrolを入れ替えた配列が大好きなんや。なのでキーマップが変更できたりそもそもcontrolがホームポジション列にあったりするキーボードは評価対象とする。また、バックスラッシュが独立した配列(US)も加点対象とする。
ワイのリストアップ
logicool MX Mechanical Mini for Mac
ロープロファイルメカニカルキーボードで一番ヒットしやすいのはこれ。スイッチはロープロファイルの割に珍しい静音のタクタイル軸であり、ホットスワップは非対応。まぁそもそもロープロファイルは静かなんだけどね。
Bluetoothバージョンは明記されていないが、LOW ENERGYと記載があるので4.0以上であることはわかる。マルチペアリングは最大3台。別売りではあるがドングルにも対応している。
天下のlogicool様なので、ソフトウェアやサポートは充実している。logioptionsはキーマッピングの変更や機器接続の入れ替えのショートカット設定ができるみたいや。
あとがき:キーマップの変更できんらしい。無念すぎる。
日本語配列版も存在するが、Mac版ではUS配列になっている。嬉しい。(でもこれぶっちゃけUS版に技適とってるだけだろうからWinでも使えんじゃね?って内心思ってる。動作保証はしてないけど。)
注目すべきはバッテリー駆動時間。1500mAhしかバッテリー容量がないにも関わらずバックライトオフで最長10ヶ月。やばすぎ。バックライトもういらねぇよ。
お値段は21000円くらい。
LOFREE FLOW
最近巷で話題のこやつ。とにかく打鍵感に全振りしたロープロファイルメカニカルキーボード。スイッチはホットスワップ対応でKailh製。しかしこやつ、ただのスイッチではない。評価が高いPOM素材でできた独自のものを使っている。ラインナップはライナーとタクタイルの2種類あり、好みな方を選択できる。
Bluetoothバージョンは5.0で普通。マルチペアリングに関しては記載がないのでないのかなぁ。
バッテリーは2000mAhで3時間でフル充電、 最大40時間駆動。もうちょっと欲しかった。
1番のデメリット、それはキーマッピングに対応していないことだ。痛すぎるぅ。メイン機でこれしか使わない!なら無理やりパソコンで変えてもいいのだが、複数使う場合はめんどくさくなるのでやりたくない。
とは言いつつ、これを覆すくらい一番の魅力がある。なんとロープロファイルキーボードで初のガスケットマウントを採用している。ガスケットマウントは昨今高級キーボードでよく使われるようになった機構であり、打鍵感に対してかなり定評があるのだ。まさに打鍵感全振り個体。
お値段は23000円くらい。
Keychron K3 Pro
キーボードマニア御用達のKeychronから出ている主力商品の一つ、K3 Pro。スイッチはgateron製でホットスワップ対応モデルもラインナップされており、青軸、茶軸、赤軸が選択できる。gateron。いいね。
Bluetoothのバージョンは5.1で結構新しめ、マルチペアリングは3台対応。いいね。
バッテリー容量は1550mAhでバックライトオフ時最大150時間駆動。なんか容量少ない方が燃費いいのなんなんだ?
OSはiOS、Win、そして開発者にとって地味に嬉しいLinuxを動作保証している。助かるなぁ地味に。うん地味に。
このキーボード最大の魅力はQMK/VIAによるキーマッピングが可能であるという点だ。これの何がいいって、キーマッピングをキーボード内のマイコンに書き込むことができるので自分しか使わないであろうショートカットなどを端末個々で設定する必要がない。これはめちゃくちゃ嬉しい。セカンドキーボードとして優秀。
お値段は22000円くらい。
Nuphy Air75 V2
豊富なバリエーションで人気があるNuphyから第2世代のAir75が登場した。なんといってもNuphyといえばキースイッチの選択の広さだろう。gateron製の青軸、茶軸、赤軸に加えてオリジナルスイッチ4種の中から選択することができる。もちろんホットスワップも対応だ。
Bluetoothのバージョンは5.0で割と普通。マルチペアリングは4台接続が可能だ。
バッテリー容量は怒涛の4000mAh。でも燃費はKeychronほどじゃなく、ライトオフで最大220時間駆動。
動作保証OSはiOS、Win、Linux、そして地味に珍しいAndroidである。こちらもLinux対応で開発者にとっては助かるかもしれない。
キーマッピングはこちらもQMK/VIA対応。ヲタク心をこの時点で掴んでくる。
もはや魅力はいいとこ全部詰め込みました感だろう。
こんなに機能を詰め込んでいるため値段は少々お高めの27000円くらい。
AZIO Cascade Slim 75%
レトロなキーボードで有名なAZIOから発売されているCascade Slim 75%。デザインが良すぎる。スイッチはgateron製で青軸、茶軸、赤軸から選択でき、ホットスワップ機能を標準搭載している。
Bluetoothのバージョンは5.0で、マルチペアリングは3台まで接続が可能。
バッテリー容量は2000mAhでごくごく普通。最大駆動時間は表記なし。そこまで燃費がいいとは直感思えないので覚悟が必要。
動作保証はWinのみであるが、写真にはMacやiPadが映っているので使えないということはないのだろう。
残念ながらキーマッピングはすることができない。
最も魅力的なのはここまでの機能がついてお値段約15000円。ホットスワップ対応してこれか。そそるわ。
ワイが1番と思ったキーボードは…
5種類のキーボードをラインナップしたわけやが、どれも全部強みがあるから難しい。ただ、ワイの評価ポイントの優先順位は
配列の入れ替え>Bluetooth機能の充実さ>>>ホットスワップ対応の有無
やねん。でも、結構持ち歩くこと、セカンドとしてのキーボードであることを考えたら、
最大駆動時間>>>配列の入れ替え==安さ>Bluetooth機能の充実さ>>>ホットスワップ対応の有無
って感じた。そうなった時に1番買いそうなのが、
🥇logicool MX Mechanical Mini for Mac
って思ったやで。やっぱ10ヶ月ってやべぇよ。あと静音茶軸好きやからホットスワップしなくていいかなって思ってる。
これちょっと愚痴。打鍵感がいいとかを主張してこのキーボード勧めてるYouTuberおるけど、競合商品知らなすぎやと思ってる。多分ロジクールのキーボードしか知らんそいつは。少なくともそいつよりは客観的な論評ができたかと思う。
打鍵感>>>他って人は圧倒的に
LOFREE FLOW
やろ。ガスケット+POMスイッチが強すぎる。
自分独自のキーマッピングがあるって人は
Keychron K3 Pro
もしくは
Nuphy Air75 V2
やな。あとはお金の問題やで。
セカンドキーボードに金かけたくないけどカスタマイズを楽しみたいって人は
AZIO Cascade Slim 75%
がええと思う。gateron製のスイッチ対応やから飽きたらNuphyでスイッチ買えばええ。
今回紹介したキーボードは兼価版モデルがあるやつもあるからそれも候補に入れてみるのも手やで。
また紹介したいキーボードがあったら書くわ。ほな。
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