満月がしみる【満月詠詩】
🌕🌕🌕
あれは2月の満月の夜のことでした
ひんやりと張り詰めた"ピン"の空気が
鼻の奥にツン!のクラッシュを起こし
ゆっくりと足を浸した川辺の足湯
そこから見える景色に目をやりながら
足先のジンジンにそっと目を閉じると
他の誰でもなくあなたの優しい顔が
瞼の裏に描かれていくのです
今宵はやけに胸の奥がしんしんと
一人で飲むビールは切なさが響きます
やっと感覚が戻った足先を少し揺らすと
湯船の上に黄色い満月
ゆらりゆらりと揺れては満ちる
私を労わる天上の献身
🌕🌕🌕
2月24日、21時31分ごろ、乙女座で満月となります。2月の満月はスノームーンと呼ぶそうです。白銀の世界ではおそらく雪雲に覆われ、満月も隠されてしまうのではと思ったりしますが…あなたが寂しいと思った時、ふとそこにイエローな🌕が揺れているとホッと安心できたりしませんか!?
月は乙女座にいますから、今回の詩は、やはり女性性をイメージして創作しました。
藍色の深さと夜の蒼と、黄色が満月のように灯る描写がベストマッチなトップ画は、おくちはるさんの2月の作品をお借りしました。ブラボーです✨
(人''▽`)ありがとう☆ございました!
ナウシカ ᵃʳⁱᵍᵃᵗᵒ~(˘͈ᵕ ˘͈♡)ஐ:*
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