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ガリミムス「1番足が速い」恐竜について知っていこう

1番足の速い恐竜は何でしょう?
やっぱり、大型の方が1歩が大きいから速いのかな!?
なんて、思った人もいるかもですが、
実は小さめ恐竜の「ガリミムス」が最も速いと言われています。

【ガリミムスの情報】
・なまえ   :ガリミムス
・身長    :最大4-6メートル (大人の男性 2.3-3.5人分)
・体重    :440㎏ (20才代男性 6.3人分)
・生息時期  :約7,000万年前
・生息エリア :ゴビ砂漠

ティラノサウルスが最大13mあった事を考えると、その半分くらいの身長です。
小さめだけど、速く走れる「ガリミムス」、見ていきましょう。

【どのくらい早かったの?】
最速で70~100kmのスピードが出ていたと考えれらています。
これは高速道路を走る車と同じ速さです。
現在の最速動物チーターと同等のスピードでもあります。
やはり、恐竜最速のガリミムス、速いですね。

【ダチョウ恐竜ってなに?】
ガリミムスはダチョウ恐竜と呼ばれています。
骨格もダチョウに似ている部分があります。
更に、ダチョウも70kmで走る陸上最速の鳥類である事から、速く走るために必要な機能を持ち合わせていると考えられています。

【なぜ、足が速かったの?】
足が速いと2つのメリットがあります。
①獲物を捕まえやすい。
②天敵から逃げやすい。
①番目は肉食恐竜に当てはまり、②番目は草食恐竜に見られる特徴です。
ガリミムスは一体、どちらに当てはまるのでしょうか?
何を食べていたか見ていきましょう。

【何を食べていたの?】
ガリミムスの化石は非常にきれいな状態で発掘されています。
その為、骨格から得られる情報は豊富に揃っています。
この化石から何を食べていたのか、推測するのですが、他では見られない特徴があります。
それは「歯がない」事です。

歯がないという事はまず、肉食恐竜ではありません。
生の肉を歯で噛まずに食べる事はできません。
では、草食恐竜なのでしょうか?
草食恐竜も歯を持っています。
草は栄養が吸収しにくく、歯でしっかり潰してからでないと、大きな体を維持する事は出来ません。

では、何を食べていたのでしょうか?
種子や昆虫などを食べていたのではないかと考えられています。
また、くちばしの様な口にはフィルターがある事から、
水中の微生物を食べていたのではないかという説もあります。

先ほどの「なぜ足が速いのか?」という疑問ですが、肉食でない事から
「②天敵から逃げやすい。」から足が速くなったと考えられます。
映画ジェラシックパークでもティラノサウルスから逃げるガリミムスが描かれています。

【バランスをとる長い尻尾】
ガリミムスは短い手が特徴的です。
おそらく走る事に特化していく過程で短くなったと思われます。
人間が全力で走る時は手でバランスを取ります。
しかし、ガリミムスは短い手の為、バランスをとる事は出来ません。
そこで、手の代わりにバランスを取っていたのが尻尾です。
長い尻尾を器用に使い、高速で走る中でもバランスを取っていました。

【鳥の特徴が色々と】
ダチョウ恐竜の話をしましたが、鳥類としての特徴をいくつか持っています。
①鳥類に見られる中空の骨がある。
②目の位置が横についている。
③くちばしのような物が付いている。
色々と鳥類に・・・特にダチョウに似ています。

【実は頭がいい】
化石からだいたいの脳みその大きさも分かっています。
大きな脳を持っていたと考えられており、知性も高かったと推測されます。

最後に
最速の恐竜は非常に変わった特徴を持ったガリミムスでした。
速く走る為の特徴をいくつも持っていました。
更にダチョウに近いと言う事で、少し親近感を感じてしまいました。
※ダチョウも恐竜に近い動物なんていわれます。
カッコいい見た目かどうか!?
意見が分かれそうですが、速く走れる事は憧れますね♬♬


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