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ロンドン—「電車ごっこ」ができる電車(本物)が誕生(2024/1/12)

ロンドン東部を走る高架鉄道ドックランズ・ライト・レイルウェイ (Docklands Light Railway: DLR)で、このたび新たな座席と設備を備えた車両が登場しました。

一見すると普通の運転席。でも、これ全部ニセモノなんです。そもそもDLRは元から全線が自動運転、無人運転で運行されています。

ではこの設備は何なのか?
というと、これは完全に子供たちが遊ぶために作られた設備と座席なのです。

DLRの普通の車両は、いわゆる「通勤電車」型の座席配置になっています。その最前列の二つを取り外し、あらたに前を向いた二人がけの座席を取り付け、その前にボタンやスイッチ、レバーがたくさんついた装置を置きました。レバーなどは実際に動かすことができますが、列車は完全に無人運行なので、ここのスイッチ類をさわっても実際には何も起こりません。ただ子どもたちが楽しいだけです。

ロンドン市長のサディック・カーン氏は「これがどんなに素晴らしいことか、私たちは知っています」とコメントしました。彼は子どもの頃、「ボク一番!(bagsy!)」というあだ名をつけられていたそうです。

ロンドン市長Sadiq Khan氏


credit Transport for London


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