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ニートは最強魔術師#2

遥香)あのね、今のうちに○○のこと色々教えるね

○○)俺のこと?

遥香)ここの○○はその………傲慢・最低・最悪・非道な男なんだよね

○○)クソ野郎じゃねぇかここの俺………

○○)遥香と彩は?

遥香)私たちは何もされてないよ

○○)マジか〜(これって思った以上に大変じゃねぇか)

遥香)それで、次にここの世界っていうの?を教えるね

○○)お、おう

遥香)この世界はね、”職業と魔法の世界なの”

○○)職業と魔法………

遥香)職業っていうのは………例えばパン屋さんとか、料理人とか……そういうのかな

○○)なるほど……(ゲームみたいな感じか)

遥香)魔法には主に3つあって、攻撃魔法、補助魔法、生活魔法に分かれるの

○○)3つか

遥香)攻撃魔法にも色々あるんだけど……7種基礎魔法があるんだけど

○○)基礎魔法……

遥香)炎魔法、水魔法、雷魔法、風魔法、土魔法、神聖魔法、暗黒魔法の7つが存在するの

遥香)でも、魔法の中には珍しい固有魔法っていうその人だけの魔法もあるの

○○)固有魔法……

遥香)あ、1つ忘れてた‼️

○○)ん?

遥香)職業にはね、”神様の加護”があるの

○○)神の加護?

遥香)そう、創造神様、武神様、恋愛神様、破壊神様、生活神様がいるの

○○)創造神様っね………

この時、時間が停まった

○○)ん?遥香?

??)やぁ、異世界人よ

○○)ん?

俺はそっと後ろを振り返った

目の前に居る幼い少年

肌白く、そして髪も白かった

○○)誰だ

??)ん〜僕はね……神様かな?

○○)神様?見た目に反して若くないってわけか

??)へぇ〜信じるんだ〜?

○○)何となくだけど……君は悪い人じゃない

??)へぇ〜?でも驚いた、キミには固有スキルを既に持ってるみたいだね

○○)固有スキル?

??)そう、この世界では稀に居るんだよね固有持ちの子

○○)それが俺に?

??)うん、多分だけど……”千里眼”だね

○○)千里眼……(確か未来か過去だとかを見れるってやつ)

??)ん〜よし、決めた‼️

○○)何が?

??)キミに、僕の力を授けるよ

○○)は、はぁ……(意味わかんねぇなこの子)

この時、少年の手から眩い光が溢れ出した

??)我、”創造神・ルミナス”が推薦する。汝小川○○に我の力を継承する

○○)創造神!?

ルミナス)よし、これで君も晴れてここの住人だね

○○)拒否権既に遅しか……まぁ、いい。ひとつ確認させてくれ

ルミナス)なんだい?

○○)この力があれば……”遥香は助けれるのか?”

ルミナス)んふふ笑助けれるさ、ただし……キミ次第だけどね

そう言ってルミナスはその場から消えた。

遥香)あれ?おーい、聴いてるの?

○○)ん?あぁ、聞いてるよ(俺次第っか………)

???

??)いいの?あんなに力授けちゃって

??)そうだそうだ‼️オレ様だってアイツに力あげてぇのによ‼️

??)うちも、あの子に授けたかったわ〜

??)………

ルミナス)ダメだよ〜、あの子は僕のお気に入りなんだから〜(さて、小川○○……キミにこの世を救える勇者になれるかな)


保健室

○○)(創造神ルミナス………っか)なぁ遥香

遥香)ん?なに?

○○)え〜っと、衛藤先生だっけ?なんか魔力がなんちゃらとか言ってたけど

遥香)あ、魔力ね‼️ん〜っと私もそもそもの魔力の原理とかよく分からないんだけど……この世界の住人には体内に生命である心臓と魔力魂って言うのがあるの

○○)魔力魂……だからあの人俺に魔力が無いとか言ってたのか

遥香)ふふっ、衛藤先生にはね回復魔術以外にも固有スキルの”サーチ”があるからね

○○)サーチ?

遥香)うん、衛藤先生はね相手の能力だとかをステータスっていう表記で調べれたり、体内の魔力の量とかを調べれるんだ‼️

○○)すげぇんだなあの人

美彩)あ、居たわ

○○)どうしたんですか?

美彩)学長室に案内するわ、遥香さんも来てちょうだい

遥香)わ、私もですか!?

美彩)ほら、行くわよ”補助魔法(テレポート)”

そう先生が唱えると足元から眩い光の柱が出た

学長室

美彩)ほら、着いたわよ

○○)これが魔法……(ルミナスがなんか継承とか言ってたけど俺も魔法使えるのか?)

遥香)緊張する……

美彩)2人を連れて来ました‼️

??)よし、入ってもらってくれ

美彩)ほら、開けるわよ

衛藤先生はゆっくりと扉を開けた

??)君が”異世界人の小川君だね”

遥香)え?異世界人?

○○)………(なんなんだこの人)

設楽)学長の設楽統だ

日村)教頭の日村勇紀、よろしく

○○)それで、なんのようなんですか?

設楽)おっと…警戒しないでくれ、別に退学させたいとかではない

○○)じゃあなんなんですか?

設楽)この世界の君の態度は我々としても監視下に置いていた

設楽)しかし、私の目の前に居る小川君は別人格だ。そこで、君にはここの生徒として正義を示して欲しい

○○)……お断りします

遥香)○○!?

設楽)理由を聴いても?

○○)今の俺の目標は1つ、ここに居る遥香と妹を生命に変えても護ること。他人の評価だとか噂とかどうでもいいんですよ

設楽)そうか……だったらこうしよう

設楽)君の身の安全とそこの賀喜 遥香さん、妹さんの小川彩さんの身の安全を確保する

○○)………(つまりは外部からの干渉をこの人が断ち切るってわけか)

設楽)だから、君にはその身の安全の為の投資をして欲しい

○○)確かに、タダでやってもこっちにしか得しかない。けどそれだと俺が悪用する可能性があるからある程度アンタに貢献をしていればいいってわけか

設楽)理解してくれて感謝する

○○)……なぁ、学長さんって強いんだよな?

設楽)学長だからな

○○)なら……身の安全はどうでもいいから、俺がアンタらに貢献する度に褒美をくれ

設楽)褒美?

○○)……向こうの世界で俺は無力だった。だからここでは誰にも負けない力を手に入れたい、だからその力を教えろ

設楽)ははっ、力と来たか‼️

○○)あぁ、ついでに金もくれると助かる

設楽)分かった、その条件を受け入れよう

日村)終わったかな?それじゃあ次は俺だね

○○)ん?まだあんのか?

日村)契約魔法”契の天秤”

この時、日村教頭の手から金色に光る天秤が出てきた

○○)なんだこれ

日村)一応念の為に条件に対する契約をするんだ

○○)まぁ確かに、こうした方がお互い逃げ切れねぇな。んでどうやんの?

設楽)手をかざし魔力を……ってそういえば君に魔力は

○○)魔力なら多分あるぞ、理由は言えないが

設楽)なに?衛藤

美彩)はい、”サーチ”

その時、衛藤先生の眼が青く光る

美彩)うそ………彼の言う通り、魔力あります‼️

設楽)それじゃあ、この天秤に魔力を流し込んでくれ

○○)流し込むね……(ん〜やり方わかんねぇけど水を注ぐイメージでいいか)

設楽)”コネクト(契約)”

○○)”コネクト(契約)”

日村)よし、これで契約完了だね

○○)帰っていいですか?

設楽)聴きたいことはまだあるが、まぁいい。別の日に聞くとする、賀喜 遥香さん彼を学生寮に案内してくれ

遥香)は、はい‼️



設楽)衛藤先生、彼の魔力量は?

美彩)国王より、上かと……

設楽)さてと、どう言い訳するか………


次回へ続く

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