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ニートは最強魔術師#4

次の日

○○)んん………朝か

誠人)おはようっす○○の兄貴‼️

○○)おはよ、誠人君

遥香)異世界の○○は早起きなんだね

○○)おはよ遥香

遥香)おはよ○○

彩)おはよ、お兄ちゃん……Zzzzzz

○○)おはよ彩(そう言えば、彩って昔から朝は弱かったっけ笑)

遥香)さて、問題がここで起きるんだよね……

○○)問題?

??)おはよ、かっきー

遥香)さっそく来た………おはよ”あやめ”

筒井あやめ、職業:魔術師 得意属性:水・風

あやめ)…………今日は何もやらないんですね小川君。

○○)え?いや、その………(確か、あっちの時に遥香と仲良くしてた……)おはようございます、筒井さん。

あやめ)えっ………(あの呼び方じゃない?)いつものの呼び方はしないんですか?

○○)い、いつもの?(おいおい、こっちの俺はなんて呼んでんだ?)

あやめ)そ、それはその………で、デカパイ女って……呼ばないんですか///

○○)は、はぁ!?そそ、そんな呼びませんよ‼️筒井さんみたいな可愛い子にそんな最低な呼び方しませんよ‼️

あやめ)か、かか、可愛い!?

遥香)(あやめん、珍しく照れてる………ってか、紹介もしてないのに名前知ってるし……あっ、もしかして別世界の私の知り合いだったから知ってるのかも…)

遥香)○○、あやめんはね?2属性も扱える”ドゥーエ”なんだ‼️

あやめ)ちょ、ちょっとかっきー………

○○)筒井さん、めちゃくちゃ凄いんですね‼️

あやめ)えっ、凄い?

○○)凄いですよ

あやめ)(昔の彼ならそんなこと言わなかったのに………)

○○)筒井さん?

あやめ)(確かめなきゃ……)小川君、この国に”一夫多妻制”があるの知ってる?

○○)それって、1人の男性に奥さんが複数いる環境の制度のやつ?(ゲームやってたから知っててよかった)

あやめ)(知ってるみたいね……)じゃあ、そんな小川君に……君には将来出来る奥さんが2人居るの知ってる?

遥香)ちょっとあやめん!?

○○)お、俺に2人!?

あやめ)1人は小川君の幼馴染のかっきー

○○)(こっちの俺……遥香と結婚するんだ……)よかっ……

あやめ)2人目は私、ここの寮長の筒井あやめだよ。

○○)へ?

あやめ)やっぱり………君、ほんとに小川君?

○○)も、もも、勿論だよ‼️(筒井さんが、俺の嫁!?)

あやめ)私が貴方との勝負に負けて身勝手ながらお嫁さんになることになったのよ、忘れたの?

○○)そそ、そうなの!?い、嫌じゃないの?

あやめ)嫌に決まってるじゃない、でも貴方と契約しちゃった以上破ることは出来ない。諦めたよ

○○)じゃ、じゃあその契約を破棄することは?

あやめ)一応できるけど、貴方がやるわけ………

○○)今も、俺の事嫌いなら破棄しても構わないよ?

あやめ)えっ?

遥香)○○……

○○)確かに、俺が自身がやった事で筒井さんが無理やりそうなったのは謝る。だから、もし本当に嫌なら破棄しても、俺は文句は言わない。

あやめ)(小川君が素直……でもなんで?)なんで、そんなに優しく対応するの?きみなら……

○○)だって、”筒井さんが可哀想だと思ったからだよ”

あやめ)‼️

あやめ)そ、そんなの………ずるいじゃん///(小川君、かっこいい所あるじゃん………ドキドキする///)

○○)あ、あの………筒井さん?

あやめ)……あやめでいい。

○○)えっ?

あやめ)私も……○○君って呼ぶ。それに………今の君なら……お嫁さんも、悪く……ないって……思った。

○○)………ありがとう、あやめ。

道中

あやめ)へぇ〜それじゃあ目の前にいる○○君は異世界人なんだ……

遥香)うん、そうなの

あやめ)それにしても………ルミナス様の加護を持つ異世界人の○○君っか………そんな小川君のお嫁さんって……悪くないね笑

○○)そ、そうかな〜?(あやめさん、やっと笑った)

??)おうおう、朝からお盛んだなぁ〜笑

あやめ)君は………レギア君。

レギア・フォルネス、 職業:戦士 固有属性:黒炎
固有スキル:絶対切断

○○)だ、だれ?((ボソッ…

遥香)レギア・フォルネス君、フォルネス金融会社の跡取り息子で、女癖の悪い最低な男なの((ボソッ…

レギア)ん〜?そこにいんの”悪魔の子”じゃん‼️

○○)(悪魔の子?)

誠人)おいゴラァ、兄貴をそんな呼び方すんじゃ……

レギア)”あ?雑魚は黙ってろよ”

誠人)んぐっ………(これがコイツのスキル”覇王の威圧”)

レギア)ま、どうでもいいや。”行こうぜ、和ちゃんにさくらちゃん♡”

??)はい、レギア様。

??)仰せのままに。

レギアはそのまま校舎へと姿を消した

遥香)さくら……

彩)和………

○○)(あの、2人の女の子……確か現世では遥香の親友に、彩の友達……だったよな?)

○○)誠人君、大丈夫?

誠人)だ、大丈夫っすけど………兄貴こそ大丈夫っすか?

○○)俺?あぁ、悪魔の子ってやつ?俺には良く分かんないや笑

あやめ)…………悪魔の子。

○○)え?

あやめ)去年の12月に起きた”乃木坂学園、生徒暴走事件”

○○)暴走事件?

遥香)死者360、負傷者500人というメシス王国に起きた魔力暴走のことなの

○○)もしかして、その事件って………

あやめ)うん、○○君だったの。

○○)俺が………(待てよ?その魔力暴走ってのが去年、俺が目覚めたのは先月である3月、大抵そういう事件がある時ってその被害者が目覚めるのに3ヶ月あるとか無いとか……)

○○)その、なんで魔力暴走が起きたとか分かったりする?

遥香)分かんないけど、ここの●●は”全部ぶっ壊す”って言ってた

○○)(壊す?何を?自分を?学園を?親族を?壊すってまるで……)

○○)”自分の存在ごと消したいみたいな言い方……”

遥香)えっ?

あやめ)どういう意味なのそれ?

○○)俺が本来いるべき世界では、世の中が嫌いで……全部失った俺は世界を憎んで、”こんな世界ぶっ壊れたらいいのに”って、そう思って自殺しようとした。

彩)もしかして?

○○)うん、多分………そうだと思う。

遥香)でも……”人と人を入れ替える魔法なんて”あるはずは‼️

あやめ)”極大詠唱魔法、(ネオライフ)”なら可能かもしれない

○○)ネオライフ?

あやめ)その昔、神でさえも完成出来なかった禁断の未完成の魔法……それがネオライフなの。

遥香)でも、その魔法っておとぎ話のやつじゃ!?

あやめ)そうなの、おとぎ話である魔法が出来るわけない……でもそれしか方法は……

誠人)ま、とりあえず兄貴のことは一旦置いといて今は学園っすよ‼️

○○)置いとかれても困るけど、とりあえず今はこの環境になれなきゃな

メシス王国、乃木坂学園

奴隷、難民、平民、貴族、王族関係なく誰しもが目指せれる学園


○○)しかし、改めて見るとでっけぇなここ………

彩)お兄ちゃん‼️

○○)ん?

彩)私と綾瀬君は1年生校舎あっちだからまたね‼️

○○)お、おう‼️

誠人)兄貴の妹は俺が護るんで大丈夫っすからね〜‼️

彩と誠人君はそのまま校舎へと向かった

○○)さてと……(あっ、そう言えば俺どこのクラスか知らねぇんだけど!?)

遥香)大丈夫だよ、○○は私とあやめんと同じクラスだから

○○)お、おうそうか………

2年A組

ガラガラッ

○○)ふ〜ん、ここが教室か……広いな

男子)おい、悪魔の子だぜ((ボソッ…

女子)あんなことあったのによく平気でいるわよね((ボソッ…

遥香)こんの……

あやめ)我慢してかっきー((ボソッ…

○○)えっと、おはよみんな。

全員)(問題児の悪魔の子が挨拶した!?)

○○)えっと、その………事件についてだけど、ご迷惑かけてすいませんでした!

遥香)○○……

全員)(あの悪魔が謝罪した‼️)

??)何してんの、早く授業するから座ってくんない?

○○)あ、はいすいません‼️

俺はそのまま遥香達と適当に席に座った

??)はい、えっと今年より君達に魔法とか教える……

飛鳥)齋藤飛鳥、今日は特にやることないし適当に用事済ませるからその後自由行動していいわ

全員)(何この人、めっちゃ適当じゃねぇか‼️)

遥香)あれが、メシス王国唯一の固有二種属性持ちのドゥーエ‼️

○○)え、マジ?

齋藤飛鳥、職業:魔女 固有属性:氷・重力
固有スキル:解析者(調べる者)

飛鳥)あ〜1つ言い忘れてた。そこにいる賀喜遥香と筒井あやめ、それに小川君3人は後で職員室に来てちょうだい

3人)えっ?

職員室

○○)あ、あの………

飛鳥)ふ〜ん……

飛鳥先生は俺をまじまじと見ていた

遥香)えっと、その?

飛鳥)アンタが”異世界人ね”

3人)(この人、秘密を知ってる!?)

飛鳥)あ〜大丈夫、警戒しなくていいよ。あの校長から直々に聞かされてるから

○○)そ、そうなんすね……( ̄▽ ̄;)

飛鳥)私、本来クラス持つとかしないんだけどさ……あの人に頼まれたの

あやめ)な、なにを?

飛鳥)”異世界人である規格外の小川君を鍛えてやって欲しい”ってね

○○)お、俺を鍛える?

飛鳥)そう、本来は依頼達成後に君の望みをやるべきなんだけど……それは後にやるとして、これは”前払い”だってさ

○○)そ、そうですか……(あの人、抜け目ねぇな)

飛鳥)そんで、異世界人君?なに属性使えんの?

○○)あ〜えっとその………

飛鳥)はぁ………はいはい。

飛鳥先生はそうため息つきながら指を鳴らした

瞬間飛鳥先生の周りに紫色のする結界が展開された

あやめ)これは……結界魔法!?しかも無詠唱だなんて……

飛鳥)これで、外部から君の声は聞こえない。ほら、さっさと言ってくんない?この魔法結構魔力消費すんのよ

○○)え、えっと……創造魔法……です

飛鳥)ふざけてんの?

○○)で、ですよね……

飛鳥)はぁ、仕方ないわね……じゃあ小川君。この結界魔法をやってみて

あやめ)ちょっと先生!?

○○)は、はぁ……(と、とりあえずイメージしてみるか)

俺はそっと目を閉じた

○○)(結界魔法、特徴は声が外部に聴こえない……あと、きっと攻撃や魔法も通じないようなそんな感じのやつ……)

その時俺の周りに眩い白き光が輝いた

遥香)す、すごい綺麗……

飛鳥)(これは……嘘でしょ……)

○○)(イメージはそうだな……硬さは岩盤、色はゲームに出てくる赤がいいな……)

あやめ)これが創造魔法……(こんなすごい人のお嫁さんになるわたしって……ホントにやばいかも)

○○)(形は………かまくらのイメージでいいか)

飛鳥)(ホントに、あの方と一緒………まだ微力だけど……期待できそうじゃん笑)

この時、俺の頭の中で結界魔法が完成した

○○)あ、あの………発動方法とか……

飛鳥)発動しなくていい、もう分かったから

○○)は、はぁ………

俺はそっと目を開けた、その時飛鳥先生が笑っていた

○○)せ、先生?

飛鳥)小川君、”私を、奥さんする気はある?”

あやめ)ちょ、ちょっと!?

○○)え?


次回へ続く

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